抗体の検証試験の5つの柱 Novus biologicals社における抗体検証の取り組み
掲載日情報:2018/08/29 現在Webページ番号:67046
Novus biologicals社では、高品質で十分に検証された研究試薬を提供することがいかに重要であるかを理解し、お客様のために抗体の検証を強化する必要性を認識しています。従来の検証試験に加えて、抗体の検証のための国際的ワーキンググループ(International Working Group for Antibody Validation:IWGAV)の推奨に従い、新しい方法を導入しています。
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Novus biologicals社抗体の5つの検証試験
検証試験を実施した製品には、下記のいずれかの検証方法をメーカーサイトおよびデータシートで明記しています。
抗体の検証方法 | |
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遺伝学的戦略による検証(Genetic Strategy Validation) |
CRISPR/CAS9またはsiRNA/shRNAを用いた標的のノックアウトまたはノックダウンの前後での標的タンパク質の検出量を比較します。ノックアウトまたはノックダウン後のタンパク質の量が大幅に減少する場合、抗体の特異性が保証されます。 | |
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抗体を使用しない手法との組み合わせによる検証(Orthogonal Validation) |
標的タンパク質を抗体非依存的な手法(in situハイブリダイゼーション、定量的PCR、RNA-seqまたは質量分析など)で解析し、抗体依存的手法による結果と比較します。この相関は、抗体とその標的タンパク質との特異性を示します。 | |
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互いに独立な複数の抗体による検証(Independent Antibody Validation) |
同一のタンパク質に対する複数の抗体(理想的には異なるエピトープを標的とする)を用いて得られたデータ(例えば、分子量や細胞局在)を比較します。一貫した結果は、標的タンパク質に対する抗体の選択性を意味します。 | |
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タグ付きタンパク質の発現による検証(Expression of Tagged Proteins Validation) |
ウエスタンブロットおよび/または免疫細胞化学(ICC)において、比較のための基準としてタグ付きタンパク質を使用します。例えば、タグ付きタンパク質の分布が免疫蛍光シグナルと重複する場合、抗体の特異性が確認されます。 | |
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生物学的戦略による検証(Biological Strategies Validation) |
標的タンパク質に対する抗体の特異性を実証するために、タンパク質発現の定義された生物学的または化学的修飾を用います。データは、妥当な場合、陽性/陰性発現細胞を含む複数の細胞株および複数の種間で比較します。 |
※各抗体の検証試験の進捗状況は、Novus biologicals ホームページの製品情報にて、上記アイコンをご確認下さい。
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実施した検証試験の表示例
■Anti-LC3, Human, Rabbit-Poly(#NB100-2220)

■Anti-HIF-2α, Rabbit-Poly(#NB100-122)

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製品の検索方法
①検索欄へキーワードの一部を入力して下さい。
②候補が表示されますので、選択して下さい。
③検索ボタンを押して下さい。標識抗体もあわせてヒットします。
また、キーワードを直接入力して検索することも可能です。
■検索例

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