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ヒト多能性幹細胞(iPS/ES) 用の増殖制御基礎培養液 Xyltech™ BOF-01

掲載日情報:2021/03/01 現在Webページ番号:67017

ブルボン再生医科学研究所

ブルボンサイセイカガクケンキュウジョ/
ブルボン再生医科学研究所


ヒト多能性幹細胞(iPS/ES) 用の基礎培養液です。オンフィーダー条件下で,ヒト多能性幹細胞の性質を維持したまま3日間程度,増殖を抑えることができます。
ヒト間葉系幹細胞用の増殖制御基礎培養液Xyltech™ BMT-01についてはこちらをご覧下さい。
ヒト線維芽細胞の増殖スピードを制御できる無血清培養液Xyltech™ H-Fbro-01についてはこちらをご覧下さい。
本製品は研究用です。研究用以外には使用できません。



特長

  • ヒト多能性幹細胞用調製培養液の基礎培養液(DMEM/F12など)と完全置換するだけで使用できます。
  • 通常の培養環境(37℃,5%CO2)で3日間程度の維持が可能で,この間の培養液交換は不要です。
  • 本製品による増殖制御培養後,普段ご使用の多能性幹細胞用培養液に変更して増殖を再開し,試験に用いることができます。
  • グルコースを含みません。

本製品はオンフィーダー培養専用です。フィーダーフリー条件下では使用できません。
KSR,bFGF などは含みません。別途ご用意いただき,適宜添加してご使用下さい。
すべてのヒト多能性幹細胞株に対する試験は行っていません。また,完全に増殖を阻害する製品ではありません。
培養時の細胞コンディションは,培養前の細胞の状態に依存します。

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使用例

本製品を用いて増殖制御培養を行うことで,通常の培養環境で増殖を抑えたまま,週末の細胞維持(保存)が可能になります。

Xyltech™ BOF-01の使用例

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細胞コロニー形態および増殖制御効果

本製品を用いて増殖制御培養を行うことで,細胞の性質を維持したまま増殖を抑えることができます。

細胞コロニー形態および増殖制御効果1

増殖制御培養前後のヒトiPS 細胞のコロニー形態とアルカリフォスファターゼ染色像(201B7株)

細胞コロニー形態および増殖制御効果2

ヒトiPS 細胞におけるヒト多能性幹細胞調製培養液との細胞増殖能比較(201B7株)

ヒト多能性幹細胞用調製培養液およびXyltech™ BOF-01調製培養液の組成は下記Reference に基づいています。
  Curr. Protoc. Stem Cell Biol. 2009 Jun; Chapter 4: Unit 4A.2.

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免疫染色による未分化マーカーの発現状態

本製品を用いて増殖制御培養を行うことで,培養後も未分化性が維持されます。

免疫染色における未分化マーカーの発現

本製品を用いた調製培養液で,ヒトiPS 細胞を3日間増殖制御培養した後,免疫染色にて各種未分化マーカーの発現を確認した(201B7株)。

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テラトーマ形成試験による三胚葉への分化能

本製品を用いて増殖制御培養を行うことで,培養後も多分化能が維持されます。

テラトーマ形成試験による三胚葉への分化能

本製品を用いた調製培養液で,3日間培養したヒトiPS 細胞を免疫不全マウスに移植し,テラトーマを形成させた(201B7株)。

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増殖制御培養中のコロニー形態の変化

本製品を用いた調製培養液で増殖制御培養したヒトiPS 細胞は,コロニー状態(緻密性など)が変化する場合がありますが,増殖用培養液に変更後は元の状態に戻ります。

コロニー形態の変化

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FAQ

FAQ (クリックで開閉します)

■製品に関するFAQ

Q-1.:培養液の組成は開示されていますか?
A-1.:大変申し訳ございませんが,組成は非公開とさせて頂いております。一般的なヒト多能性幹細胞の培養に用いられる基礎培養液(DMEM/F12)と構成成分は近いですが,グルコースは含みません。

Q-2.:培養液が使用できる期間はどのくらいでしょうか?
A-2.:4℃以下の冷蔵保存で製造後1年までとさせていただいております。

Q-3.:調製培養液はどのような組成で調整すればよいでしょうか?
A-3.:以下のReferenceに記載されているヒトES培養液を参考に調製して頂くことをご推奨しております。また,フィーダー細胞はマウス線維芽細胞(MEF)との組合せをご推奨しております。 
Refenrece: Curr Protoc Stem Cell Biol. 2009 Jun; Chapter 4: Unit 4A.2.

配合例を以下にお示しいたします。詳細は取扱い説明書もにもございます。

BOF-01 (100 mlボトル1本) 100 ml
KnockOut? SR 25 ml
L-Glutamine(×100) 1 ml
NEAA(×100) 1 ml
2-Mercaptoethanol 1.6 μl
Penicillin/Streptomysin(×10) 0.5 ml
bFGF*(4 mg/ml stock)
*bFGFは用事添加を推奨しております。
125 μl
       

■ヒトiPS細胞培養プロトコールに関するFAQ

Q-4.:BOF-01調製培養液での培養期間は,3日以上はできないのでしょうか?
A-4.:ヒトiPS細胞での試験において,長期的に増殖制御培養を行った場合に分化傾向を示すコロニーの出現が確認されております。そのため,推奨期間として3日以内とさせて頂いております。

Q-5.:3日間の増殖制御培養した後は,継代をしなければいけないのでしょうか?
A-5.:維持培養の場合,増殖制御培養後に通常はヒトES培養液へ交換し,一晩インキュベートした後,細胞の状況に合わせて継代をして頂くことをお願いしております。継代のタイミングは細胞の状況次第となりますので,お客様のご判断でタイミングを検討してください。通常は増殖制御培養後にヒトES培養液へ交換した後は,翌日から3日以内に継代して頂くことをお勧めいたします。

Q-6.:BOF-01調製培養液からヒトES培養液へ交換する場合など,洗浄などは必要ですか?
A-6.:BOF-01調製培養液からヒトES培養液へ交換する場合(またその逆)は,洗浄等の作業は必要とせずに,通常の培地交換を行ってください。

Q-7.:何継代まで培養できますか?
A-7.:ご利用の細胞に依存しますが,10継代程度まで可能です。しかし,増殖制御培養を短期間に繰り返した場合に,細胞の倍化時間が遅くなる場合があります。その場合,播種比率を高くして培養を行ってください。

Q-8.:ヒト多能性幹細胞のフィーダーフリー培養系で使うことはできないのでしょうか?
A-8.:この製品は,ヒト多能性幹細胞のオンフィーダー培養系での使用を前提として開発されております。大変申し訳ございませんが,フィーダーフリー培養系ではご使用になれません。

Q-9.:分化したヒト多能性幹細胞も培養できますか?
A-9.:ヒト多能性幹細胞の未分化維持培養での使用を前提として開発されております。分化した細胞では,通常はご使用いただけません。


■技術的な情報に関するFAQ

Q-10.:増殖制御培養中の細胞は死んでしまわないのでしょうか?
A-10.:通常は,増殖制御培養期間中に死んでしまう細胞はあまりありません。しかしながら,細胞密度が高い場合に培地交換を行わないと浮遊細胞が増える場合があります。増殖制御培養期間中,細胞密度が高い(コロニーが大きいなど)場合には,BOF-10調製培養液で培地交換して頂くことをお勧めしております。

Q-11.:増殖制御培養した細胞は全く増えないのでしょうか?
A-11.:3日間の増殖制御培養期間であれば,細胞は2倍未満の範囲内で増える場合があります。当研究室におきまして,通常の維持培養であればヒトiPS細胞は確実に2倍以上に増えますが,その細胞数に対して半分以下程度に増殖制御できることが確認されております。

Q-12.:オンフィーダー培養で出現する分化コロニーなどは増えないでしょうか?
A-12.:増殖制御培養期間が3日未満の場合ですと,分化コロニーが新たに発生することはあまりありません。ただし,もとの細胞のコンディションに依存するため,分化傾向があった場合には,増殖制御培養を行うとその傾向が顕著に表れる場合があります。

Q-13.:ヒト多能性幹細胞以外の細胞を増殖制御培養できないのでしょうか?
A-13.:この製品は基礎培養液であるため,この製品のみでの培養はヒト多能性幹細胞以外の細胞であってもできません。しかしながら,サプリメント等を添加した調製培養液を用いて,ヒト多能性幹細胞以外の細胞(株化細胞など)におきまして,ある種の細胞では増殖制御培養が可能である場合もありますが,保証はできません。

Q-14.:増殖制御培養中の細胞の細胞周期はどうなっているのでしょうか?
A-14.:多能性幹細胞を用いた細胞周期アッセイにおきまして,増殖制御培養した場合にG0/G1期に留まる細胞の割合が増えることを確認しております。

Q-15.:この培養液の何が細胞に作用しているのでしょうか?
A-15.:申し訳ございませんが,詳細な情報は開示することはできません。

Q-16.:細胞の寿命はどうなるのでしょうか?
A-16.:当研究室における知見において,増殖制御培養を行った細胞が,すぐさま初代細胞のような有限的な寿命になることはありません。

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価格

[在庫・価格 :2021年09月18日 00時14分現在]

※ 表示されている納期は弊社に在庫が無く、取り寄せた場合の納期目安となります。
詳細 商品名
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納期 文献数
Xyltech BOF-01
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説明文
ヒト多能性幹細胞(iPS/ES)用の基礎培養液。オンフィーダー条件化で,ヒト多能性幹細胞の性質を維持したまま3日間程度,増殖を抑えることができる。
法規制等
保存条件 4℃,暗所保存 法規備考
掲載カタログ ニュース2021年2月15日号 p.12
ニュース2020年12月15日号 p.28

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[在庫・価格 :2021年09月18日 00時14分現在]

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Xyltech BOF-01

文献数:0

説明文 ヒト多能性幹細胞(iPS/ES)用の基礎培養液。オンフィーダー条件化で,ヒト多能性幹細胞の性質を維持したまま3日間程度,増殖を抑えることができる。
法規制等
保存条件 4℃,暗所保存 法規備考
掲載カタログ ニュース2021年2月15日号 p.12
ニュース2020年12月15日号 p.28

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お問い合わせ先

(テクニカルサポート 試薬担当)

reagent@funakoshi.co.jp

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