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フナコシニュース連載企画 「FRONTIERS」株式会社セルファイバの紹介

掲載日情報:2018/05/15 現在Webページ番号:65839

Frontiers

Vol. 29 生きた細胞を封入できる次世代の線維素材

三次元培養法が抱える問題を解決する新素材「細胞ファイバ」。細胞と細胞外マトリクス,ハイドロゲルから成るひも状の組織で,様々な特性を兼ね備えた「生きた細胞」を含む次世代の線維素材です。今回は製造元の株式会社セルファイバにお話を伺いました。

株式会社セルファイバ 社員の皆様


三次元培養が抱える課題について教えて下さい

三次元培養は,基礎生物学から薬剤開発,再生医療まで多くの分野で欠かせない技術と位置づけられつつあります。三次元培養の特長は,平面培養よりも正確に生体内環境をin vitroで再現できる点にあり,これまで難しかった組織成熟の経時的観察や薬物動態解析などにおける動物モデルへの依存度を軽減することができると期待されています。
一方で,三次元培養法の普及を妨げている要因の1 つとして,平面培養と比較して実験の再現性が低い,適用範囲が狭いといった課題が存在します。従来の三次元培養では,大きさや細胞密度の制御が難しく,定量的な解析には不向きなうえ,培養期間が長期に及ぶと細胞増殖により組織の厚みが増大し,結果として中心壊死を起こす問題が生じます。また,従来法で三次元組織を作製できるのはもともと凝集する性質を持つ限られた細胞種であり,任意の細胞に適用するには至っていませんでした。
セルファイバ社は,このような問題点を解決するまったく新しい三次元組織「細胞ファイバ」を提供します。

細胞ファイバについて教えて下さい

細胞ファイバは,ハイドロゲルでできた細い中空状のひも(ファイバ)の中に細胞と細胞外基質を封入したものです。
ファイバの太さや中に封入する細胞の密度は厳密に制御でき,細胞増殖によって組織が厚くなることもないため,長期にわたる組織の維持が可能です。また,細胞の種類を問わずに封入することができ,微生物でも封入できます。加えて,ハイドロゲル層は細胞にダメージを与えることなく除去できるため,あとから細胞のみを取り出すことが可能です。

  • 直径は100~1,000 μm 程度で任意の太さにでき,一本一本が三次元組織を形成しています。
  • 編む・織る・束ねるなどの操作により大きな組織を作ることができます。
  • 移植時には表面のゲルが免疫隔離膜として機能します。
株式会社セルファイバ 細胞ファイバのイメージ1
株式会社セルファイバ 細胞ファイバのイメージ2


細胞ファイバの利用方法を教えて下さい

まず,神経や筋肉などのひも状組織の形成が挙げられます。本来ひも状でない組織の細胞に関しても,三次元組織化して生体内環境に近づけることで高い活性を得られるうえ,定量的な解析が可能になります。
iPS 細胞については,細胞ファイバに封入して培養することで他手法よりも高い増殖効率を実現できることが報告されているうえ,ファイバ内の細胞を分化誘導することも可能です。さらに,封入した細胞から分泌されるサイトカインなどがファイバを透過することを利用して,複数種類の細胞の共培養にも応用することができます。

株式会社セルファイバ セルファイバの使用例

お手持ちの細胞から細胞ファイバを作製する受託サービスを承ります。

詳細はこちらをご覧下さい。

お問い合わせ先

(テクニカルサポート 試薬担当)

reagent@funakoshi.co.jp

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