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フナコシニュース連載企画 「FRONTIERS」 ThermaGenix社の紹介

掲載日情報:2018/01/22 現在Webページ番号:65832

Frontiers

Vol. 22

PCR における非特異産物の発生を抑制


ThermaGenix Inc.は米国マサチューセッツ州に設立され,ブランダイス大学のLawrence Wangh教授の研究成果をもとにPCRにおける非特異産物を減らす試薬ThermaStopThermaGoを開発しました。今回は同社Chief Commercial OfficerのCharles Powell氏に,ホットスタートPCRの限界や,同社製品の特長についてお話を伺いました。  

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予期せぬポリメラーゼ活性による非特異産物の発生

PCRではDNAポリメラーゼの意図しない活性などが原因で,ミスプライミングやプライマーダイマーによって増幅産物の収率低下・非特異産物の増加などの問題が発生します。現在では,この活性を抑えるホットスタートPCRが開発され広く利用されています。しかし,その効果は充分とは言えず,PCR前のマスターミックス調製時におけるミスプライミングやプライマーダイマーの形成を完全に防止することは難しく,反応時間の経過とともに不適切な反応が起こる場合があります。



マスターミックスに添加するだけ! 非特異産物の発生を抑えるThermaStop/ThermaGo

ThermaStopは,ヘアピン構造をもつ一本鎖オリゴヌクレオチドです。50℃以下でTaq DNAポリメラーゼの酵素活性を抑制して非特異的な増幅を防ぎ,60℃以上ではポリメラーゼ活性を完全に回復させます。この反応は可逆的であり,50℃以下になると再び酵素を不活性化します。ThermaGoは化学修飾された二本鎖核酸で,PCRのアニーリングや伸長反応の際のミスプライミングを防ぎます。この2種類の試薬によって,マスターミックス調製時やPCRの終了・冷却後にプライマーダイマーの生成やミスプライミングを防ぐことが可能となります。

ThermaStop/ThermaGoのイメージ

PCRの正確性や特異性を更に向上させる製品を開発する

私達のお客様はがん診断学やシークエンシング研究,臨床研究,基礎研究に携わる方々で,ThermaStopThermaGoをマルチプレックスPCRや次世代シークエンス,RT-PCRなどにお使い頂いています。ThermaStopThermaGoを使うことで,PCR産物の純度やfidelityが向上したというフィードバックも頂きました。
今後も私達は,より正確でパフォーマンスの良いPCRやRT-PCRを行うための製品を開発していきます。



ミスプライミングを防ぐホットスタートPCR添加剤!

ThermaStopThermaGoは,ホットスタートPCRにおいて問題となるエラーを最小化するために開発された画期的な添加剤です。

  • ThermaStop: 非ホットスタートタイプを含めたすべてのTaq DNAポリメラーゼに適合し,従来のホットスタート用抗体とは異なりPCR前後のミスプライミングの発生を防止する可逆性ホットスタート試薬です。
  • ThermaGo: PCRのアニーリングと伸長ステップにおけるミスプライミングを抑制し,Taq DNAポリメラーゼの特異性を向上します。

ThermaStopThermaGoの併用により,さらに特異性と再現性に優れたPCRの結果が得られます。

詳細はこちらをご覧下さい。

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reagent@funakoshi.co.jp

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