オゾンガス＋UV殺菌装置 CoolCLAVE Plus Personal UV and Ozone Sterilizer

データご提供：順天堂大学　研究基盤センター　共同研究・研修室(I)
小出　先生、池田　先生

【検証内容】
大腸菌を1/200希釈と1/2,000希釈でそれぞれ3枚シャーレに蒔いた。一枚をコントロール用とし、一枚を本製品の「O3/UV」モードにかけ殺菌処理を行った。また、もう一枚はアルミホイルで覆いUVが当たらない状態にして、同様に本製品の「O3/UV」モードにかけO3だけで殺菌処理を行った。計6枚のシャーレを37℃インキュベーターで培養し、菌の繁殖度を比較した。

【結果】
いずれの濃度でも1晩培養した時点では、コントロール用のシャーレにコロニーが多数見られたが、本製品で殺菌処理を行ったシャーレにコロニーは見られなかった。 さらに室温で２日培養した後では、UVが当たらない状態にしたシャーレにはいくつかコロニーが見られたが、本製品の「O3/UV」モードで正しく殺菌処理を施したシャーレはコロニーが見られず、完全に殺菌できていることが確認できた。

このことから、オゾン照射のみでもかなり高い殺菌効果を得られるが、本製品のようにUV+オゾン照射の2つの作用が働くことにより、さらに強力な殺菌処理が出来ることがわかる。

Q-1.：UVと組み合わせる利点は？
A-1.：UVには殺菌効果があるだけでなく、オゾンを活性化する作用があります。単体の殺菌装置よりも強力で短時間の殺菌処理が可能です。

Q-2.：どれくらいの殺菌力なの？
A-2：オゾンの最大濃度は24 ppmです。細胞やウイルスなどの微生物なら約30分間という非常に短い時間でほぼ確実に死滅させることが可能です。

Q-3.：オゾンって危険じゃないの？
A-3.：本製品は装置の密閉度が高く、また殺菌サイクル後直ぐにオゾン分解が始まるので、人体には無害な濃度まで低下させることが可能です。

※オゾンガス殺菌後は、オゾン濃度が低下するまで扉は開かないようにしてください。(所要時間：約40分)