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VSIG-IGSF11, VISTA-PD-1Hの新規リガンド

掲載日情報:2017/07/25 現在Webページ番号:65691

Jinghua Wangらにより、VSIG-IGSF11がVISTA-PD-1Hの新規リガンドであり、ヒトT細胞の活性化を阻害することが報告されました。さらに、細胞表面のB7-H1とPD-1間の分子間相互作用と同様に、VIIG-3(V-Set And Immunoglobulin Domain-Containing Protein 3)とVISTA(V-domain Ig suppressor of T cell activation)においてもT細胞共阻害経路の存在が確認されました。

VSIG-IGSF11

R&D SystemsヒトVSIG-3/IGSF11およびヒトVISTA/PD-1H研究用製品

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因子名 製品種別
ヒト VSIG-3/IGSF11 抗体製品 組換え体タンパク質 その他
ヒトVISTA PD-1H 抗体製品 組換え体タンパク質 その他

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VSIG-3とは

B7ファミリーメンバーおよびそれらのレセプターは、免疫療法薬の開発研究の標的となるT細胞活性化および抑制経路を介して、T細胞の応答調節において主要な役割を果たしています。Jinghua Wangらにより、VSIG-3 / IGSF11が新規のVSIG-3 / VISTA経路を介してヒトT細胞機能を阻害するB7ファミリーメンバーのVISTA / PD-1Hのリガンドであることが報告されました。

ELISA binding assayを用いて、VSIG-3が新しいB7ファミリーメンバーであるVISTAには結合するが、B7ファミリーの他の既知メンバーとは相互作用しないことが明らかにされました。さらに、VSIG-3は、T細胞受容体シグナル伝達の存在下でヒトT細胞増殖を阻害します。また、VSIG-3はIFN-γ、IL-2、IL-17、CCL5 / RANTES、CCL3 / MIP-1aおよびCXCL11 / I-TACを含むヒトT細胞によるサイトカインおよびケモカイン産生を有意に減少させます。抗VISTA中和抗体は、VSIG-3誘発T細胞阻害と同様に、VSIG-3のVISTAへの結合を弱めました。これらのことから、ヒトT細胞増殖およびサイトカイン産生を阻害する新規B7経路と同定されました。このユニークなVSIG-3 / VISTA補助阻害経路は、ヒトのがん、自己免疫疾患、感染症、移植拒絶反応の治療研究や、より優れたワクチンの設計に有用です。

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VSIG-IGSF11ポスター Figure 1 Figure 2 Figure 3 Figure 4 Figure 5 Figure 6

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(テクニカルサポート 試薬担当)

reagent@funakoshi.co.jp

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