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ペリオスチン(Periostin)の測定受託サービス

掲載日情報:2020/06/12 現在Webページ番号:65477

ヒト血清・血漿など生体試料中に含まれるペリオスチン(Periostin)を測定する株式会社シノテストサイエンス・ラボ(SSL)の受託サービスです。

本サービスは研究用です。臨床用途には利用できません

ペリオスチン(Periostin)とは

ペリオスチン(Periostin) :別名Osteoblast-specific factor 2 (OSF-2)は、ファシクリンファミリーに属する分子量約9万の細胞外マトリックスタンパク質です。その構造は、末端からシステイン残基に富むEMIドメインに始まり、4つのfasciclin I (FAS1)ドメインがその後に続きます。EMIドメインには、Ⅰ型コラーゲンやフィブロネクチンが、FAS1ドメインには、テネイシンCが結合することが報告されています。

ペリオスチンはTh2型サイトカインであるIL-4/IL-13によってその発現が誘導されます。このことからTh2型アレルギー状態の指標となります。さらに種々の線維化を伴う疾患でも発現が上昇していることが明らかにされました。

個々の疾患では、アトピー性皮膚炎、気管支喘息、全身性強皮症、胆管細胞癌、糖尿病性網膜症などで血中ペリオスチン濃度が上昇することが報告されています。さらに近年、ペリオスチンは、喘息患者に対する分子標的薬の治療効果予測因子として注目されています。


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ペリオスチン(Periostin)の測定受託サービスの特長

項目コード測定項目試料量保存条件(日数)測定方法
B0031ペリオスチン血清・血漿 0.1 ml-30℃以下(1 年)ELISA
  • 本検査では、類似蛋白質であるβig-h3には反応しません。
  • ELISA法を用います。
  • ヒトの血清、血漿や細胞培養上清、硝子体液、涙液、鼻腔洗浄液、肺胞洗浄液中のペリオスチンを測定できます。血清・血漿以外の検体量は弊社までお問合せ下さい。

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ペリオスチン(Periostin)の測定原理

本法は、サンドイッチ法を利用した酵素免疫測定法(ELISA;enzyme-linked immunosorbent assay)によるペリオスチン定量測定試薬です。

ペリオスチンの測定原理
  1. 抗ペリオスチンモノクローナル抗体を結合させた固相ウェルに検体を加え、検体中のペリオスチンを抗体と特異的に結合させます。
  2. 標識した抗ペリオスチンモノクローナル抗体を加え、抗原抗体複合体を形成させます。 この複合体に発色剤を加えて発色させます。
  3. 発色停止後、450 nm の吸光度を測定します。

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ペリオスチン(Periostin)の測定受託サービスの価格

お見積りなどの詳細は、当社受託・特注品業務担当(下記参照)までお問い合わせ下さい。

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