遺伝子組換えカイコによるタンパク質発現受託サービス
掲載日情報:2017/08/16 現在Webページ番号:65476
繭に組換えタンパク質を生産する遺伝子組換えカイコを作出するサービスです。組換え体タンパク質生産系として多くの利点を有します。
※ 商用利用については別途ご相談下さい。
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特長
- カイコの作製時にバキュロウイルスを使用しないため、納品タンパク質はカルタヘナ法の規制対象外です。
- 組換え体タンパク質は親水性のセリシン層に分泌されるため、容易に抽出することができます。夾雑タンパク質量は極めて少なく、目的のタンパク質を高純度で回収でき、抽出後の精製操作が容易です。
- ウイルスやプリオン汚染の心配がありません(飼育過程で動物由来成分は一切使用しません)。
- 納期:7 か月~
※ 本サービスは、(国研)農業・食品産業技術総合研究機構ならびに(株)免疫生物研究所の特許技術を活用しています。
目的タンパク質を繭に分泌生産
絹糸は、主にフィブロインとセリシンという2種類のタンパク質から構成されています。本サービスではセリシン層に大量の組換え体タンパク質を生産する遺伝子組換えカイコを作出します。
※ 本法はバキュロウイルスを使用しないため、納品タンパク質はカルタヘナ法の規制対象外です。
■高純度分泌生産
繭抽出液の電気泳動解析結果
組換え体タンパク質は親水性のセリシン層に分泌されるため、容易に抽出することが可能です。夾雑タンパク質量は極めて少なく、目的のタンパク質を高純度で回収することができ、抽出後の精製操作が容易となります。
■糖鎖構造
遺伝子組換えカイコで生産したIgGの糖鎖構造解析を行った結果、GlcNAcが付加した複合型糖鎖修飾が見られ、コアフコースが無いことが分かりました。フコースが無い抗体は、がん細胞等に障害を与える活性(ADCC活性)が上昇します。
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遺伝子組換えカイコによるタンパク質発現の例
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サービスの流れ
- ご依頼
- ご情報開示
- 御見積り
- サンプル遺伝子のご提供
- 発現ベクターの構築
- ベクターを卵に顕微注射
- 次世代で遺伝子組換えカイコのスクリーニング
- 繭もしくは絹糸腺の一部を用いて発現確認
- アクチベーター発現系統と交配(高発現遺伝子組換えカイコの作出)
- 繭もしくは絹糸腺の一部を用いて発現確認
- 抽出条件の検討
- 最適のバッファーで抽出した組換え体タンパク質(抽出液)の納品(繭10~20個分)
■納期
- 7ヶ月~
■オプション
- 繭の追加生産
- 継代飼育 他
※ ご注文内容に関する秘密は厳守いたします。 ※ 必要に応じ秘密保持契約を締結させて頂きます。 ※ 納品形態(抽出液等)はあらかじめご相談させていただきます。目的タンパク質によっては絹糸腺から回収する場合もございます。
本サービスは下記の条項を確認・ご同意いただいた上でご依頼いただくことができます。正式にご依頼の際には利用目的確約書をご提出いただきますので、予めご確認ください。
※本サービスを利用して製造したものを商業目的で使用される場合は、別途弊社受託・特注品担当までお問い合わせ下さい。 詳細は受託・特注品業務担当までお問合せ下さい。 |
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価格
※ 価格、納期などについての詳細はお問い合わせ下さい。
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製品情報は掲載時点のものですが、価格表内の価格については随時最新のものに更新されます。お問い合わせいただくタイミングにより製品情報・価格などは変更されている場合があります。
表示価格に、消費税等は含まれていません。一部価格が予告なく変更される場合がありますので、あらかじめご了承下さい。