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メーカー：	Horizon社Dharmacon製品 OriGene Technologies
	Horizon社Dharmacon製品(メーカー略称：DHA)のRNAiコレクション，cDNAコレクション，Yeastコレクションなど，遺伝子機能研究に有用な遺伝子リソースを検索することができます。クローンコレクション検索の使い方はこちら OriGene Technologies社(メーカー略称：ORI)のTrueClone / TrueORF / TrueORF Gold cDNAクローンなど，遺伝子機能研究に有用な遺伝子リソースを検索することができます。クローンコレクション検索の使い方はこちら
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HOME > 試薬 > 遺伝子工学 > ゲノミクス > 遺伝子の検出・定量 > TB Drug-Resistant Mutation Test Kit

特異プローブと PCRにより多剤耐性結核菌を簡便、迅速に検出するキット TB Drug-Resistant Mutation Test Kit

掲載日情報：2020/06/12 現在Webページ番号：65209

クアンディーエックス /
QuanDx
[メーカー略称：QDX]

Multi-color melting curve analysis (MMCA) により、多剤耐性結核（MDR-TB）および超多剤耐性結核（XDR-TB）を簡便、迅速かつ特異的に検出するキットです。

※本製品は研究用です。研究用以外には使用できません。

⇒フライヤーのダウンロードはこちら。

結核菌と多剤耐性
多剤耐性結核菌の検出キットの特長
Multi-color melting curve analysis (MMCA) の測定原理^1～3
各キットの変位検出範囲と網羅率
多剤耐性結核菌の検出キットの価格

結核菌と多剤耐性

結核菌（Tubercle Bacillus: TB、Mycobacterium tuberculosis）はヒトの結核を引き起こす病原菌で、化学療法ではリファンピシン（REP）、イソニアジド（INH）、カナマイシン（KM）、フロオノキノロン（FQ）などが使用されています。しかし、不適切な薬剤使用などにより耐性菌が出現し、とりわけRFP やINHが無効な「多剤耐性結核（MDR-TB）」および REP, INHに加え FQとKMなどにも耐性を持つ「超多剤耐性結核（XDR-TB）」が出現したことにより、使用できる薬剤が限局されてきています。

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多剤耐性結核菌の検出キットの特長

正確：米国での臨床試験データでは、総一致率は93％以上でした。
鋭敏：検出感度は、103～105 bacterial copies/ mlです。
迅速：従来の方法では最長一か月を要する結果が、本キットではDNA抽出後、2～3時間で得られます。
包括性：本キットは、多剤耐性結核のほとんどの変異のタイプをカバーしています。
信頼性：Tm値は機器で測定するため使いやすく、人間の主観による誤差を低減します。閉鎖系のPCRシステムは、エアロゾル汚染を避けることができます。
FAMおよびTET(Fluoroquinoloness耐性キットはFAM)を検出できるリアルタイムPCR装置で解析します。

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Multi-color melting curve analysis (MMCA) の測定原理^1～3

PCR増幅後、PCR産物を蛍光プローブとハイブリダイズしTm値を測定します。変異型は、野生型とのTm値の比較によって検出することができます。

使用するプローブ（Dual-labeled probe）は、片端に蛍光色素、反対側に蛍光クエンチャーで修飾されています。
上段：野生型を元に作製したプローブとPCR産物とが完全に一致した場合。縦軸に蛍光強度、横軸に温度を取ると特有のシグモイド曲線を描きます。次に横軸は温度のまま、縦軸に -dF/dT（蛍光強度の負の一次微分値）を取ると、下向きの矢印の指すピークがTm値となり、野生型の場合が最も高い温度を示します。
中段：標的に変異が入ると、Tm値は低下します（青線）。
下段：変異は野生型ハイブリッドに対しての Tm偏差（△Tm）として検出されます。

参考文献

Luo T. et al., J. Clin. Microbiol., 49 (9), 3132～3138 (2011).
Huang Q. et al., PLoS ONE, 6 (4), e19206 (2011).
Liao Y. et al., J. Clin. Microbiol., 51 (2), 429～435 (2013).

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各キットの変位検出範囲と網羅率

標的化合物	商品コード	有効検出範囲	変異の網羅率
Rifampin	2-300-10048	rpoB コドン 507 からコドン 533 まで（81 bp）	95%
Isoniazid	2-300-20048	ahpC プロモーター領域 (positions -44 から -30 および -15から 3), inhA コドン 94, inhA プロモーター領域 (positions -17 から -8) およびkatG codon 315	50%～90%
Ethambutol	2-300-30048	embB コドン 306, 368, 378, 380, 406, 497	75%～95%
Streptomycin	2-300-40048	rpsL コドン 43 とコドン 88, rrs positions 513 から 517 と positions 905 から 908	70%～90%
Fluoroquinolones	2-300-50048	gyrA コドン 88 から 94	70%～90%