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エクソソーム(exosome)研究に有用な抗体 エクソソームマーカー抗体

掲載日情報:2016/12/09 現在Webページ番号:64146

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エクソソーム関連抗原(CD63、CD9、CD81など)に対する抗体は、細胞、組織または他の生物学的試料におけるエクソソームの特徴付けや定量化に有用です。世界中の研究者に最も注目されているエクソソームマーカーに対する抗体をいくつかご紹介します。

ラインナップ

商品コードをクリックすると価格表が表示されます。

                                      
因子名 商品コード免疫動物 適用交差性
Alix NBP1-90201 Rabbit-Poly IC, IF, IHC, WB Hu, Mu, Rt
CD24 MAB5248 Mouse-Mono IHC Hu
CD63 NBP2-42225Mouse-Mono Dot Blot, ELISA,
Electron Microscopy, FCM,
Functional Assay, IC, IF, WB, IP
Hu
MAB5417 Rat-Mono IHC, FCM Mu
NBP2-36567 Rat-Mono FCM, WB Hu, Mu
NB100-77913 Mouse-Mono FCM, IC, IF, IHC, WB, IP Hu
CD81 NB100-65805Mouse-Mono ELISA, FCM, IC, IF, IHC, WB, IP Hu, Gt, Pm, Sh
MAB4865 Rat-Mono FCM Mu
CD9 NBP2-22187Mouse-Mono ELISA, FCM, IHC, WB Hu
MAB5218 Rat-Mono FCM, IHC Mu
NB100-77915 Mouse-Mono FCM, IC, IF Hu, Bv, Ca, Eq, Rb,Sh
TSG101 NB200-112Mouse-Mono ELISA, FCM, IC, IF, IHC, WB, IP Hu, Mu, Rt, Ha, Pm
NBP1-80659 Rabbit-Poly IC, IF, IHC, WB Hu, Mu, Rt

交差性の略称は下記の通りです。
Bv:Bovine、Ca:Canine、Eq:Equine、Gt:Goat、Ha:Hamster、Hu:Human、Mu:Mouse、Pm:Non-human Primates、Rb:Rabbit、
Rt:Rat、Sh:Sheep

MEMO

エクソソーム(exosome)とは


エクソソームは、小さな球状からカップ状の膜小胞(直径30~100 nm)です。多胞体(MVB)の内出芽を介して後期エンドソーム部位内で生成されます。もともとは、分化網状赤血球がMVBと原形質膜とが融合してエクソソームを生成すると報告されていました。しかし、その後の研究で、エクソソームは正常または病的状態下で、構成的または誘導によるエキソサイトーシスを介し、ほぼすべての細胞により活発に分泌されることが立証されました。実験および臨床の場において、エクソソームは生体液(血清、血漿)および他の体液からだけでなく、様々な細胞株からも単離されています。構造的には、複数のタンパク質、脂質、DNA、RNA(mRNA、miRNA、ncRNA)、およびウイルス/プリオンの生体分子を含んでいます。

エクソソームとは

エクソソームは、シグナロソーム(signalosome)のように内容物の形式で局所的または遠くの組織へ情報を転送する能力を持ち、そこで様々な細胞機能に影響を与えます。エクソソームによって制御される生物学的プロセスには下記のものが挙げられます。

  • 細胞の代謝とシグナル伝達
  • 発達と再生
  • 細胞接着および運動
  • 免疫応答、炎症
  • 病原性タンパク質/生命体の置換
  • 腫瘍の進行および転移
  • 幹細胞性とリプログラミング
  • 心臓血管疾患
  • 神経系の発達、恒常性、神経疾患(パーキンソン病、アルツハイマー病およびALS)

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使用例

エクソソームマーカー抗体の使用例1

フローサイトメトリー(FCM)像
抗CD63抗体(H5C6)(#NBP2-42225)を用いて、A431扁平上皮がん細胞(1 x106 cells/ml)を染色した(希釈倍率1:1000)(青色)。シグナルはDylight 488標識二次抗体を使用して検出した。アイソタイプ・コントロールはオレンジ色で示した。

エクソソームマーカー抗体の使用例2

蛍光免疫細胞染色(IC/IF)像
抗CD81抗体(1D6)(#NB100-65805)を用いて、A431扁平上皮がん細胞をDyLight 488蛍光色素(緑色)で染色した(希釈倍率1:10)。アクチンはPhalloidin 568(赤色)を用いて対比染色を行った。細胞はDAPI Fluoromount(青色)で封入した。

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お問い合わせ先

(テクニカルサポート 試薬担当)

reagent@funakoshi.co.jp

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