DNA Engineering Service Constructs for Animal Models Red/ET相同組換え法を使用したモデル動物作製用ターゲティングベクターの構築受託サービス

Red / ET Recombination Systemを用いて、モデル動物作製のためのテーラーメイドの遺伝子ターゲティング用のベクター構築を行う受託サービスです。
制限酵素切断部位やサイズに依存せずにDNA改変が可能なため、制約無くターゲティングベクターの構築が可能です。
※ 本製品は研究用です。研究用以外には使用できません。

コンストラクトは、高コピープラスミドの場合30 kbまで、低コピープラスミドの場合50 kbまでのサイズが構築可能です。

効率的なES 細胞の相同組換えのためには、ターゲティングコンストラクトのホモロジーアームの長さはそれぞれ5 kb（Short arm）および10 kb（Long arm）までデザイン可能です。リニアライゼーション（L）とスクリーニング（S）を目的とした制限酵素切断部位を容易に組み込むことができます。

■コンディショナルノックアウト用ターゲティングコンストラクト

loxP で挟まれたエキソン部分をCre recombinase によって欠損させることができ、目的遺伝子の機能解析に使用できます。

■レポーターコンストラクト

発現パターンに影響が出ないように、余分な配列を含まずに染色体上のプロモーターの下流にレポーター遺伝子を組み込むことができ、遺伝子発現解析に使用できます。

■プロモーター融合コンストラクト

発現パターンに影響が出ないように、余分な配列を含まずに任意のcDNA を目的プロモーターの下流に組み込めます。

■点変異導入用ターゲティングコンストラクト

どんな場所にも一塩基置換を導入できるので、モデル動物におけるSNP の影響を検討できます。

■モデル動物作製用ターゲティングコンストラクト

標的のエキソンをヒトエキソンと置き換えることで、ヒトアレルにおける薬剤の影響などを解析できます。

■最適化された導入遺伝子コンストラクト

BAC クローン中の50 kb までの完全長のゲノム遺伝子座を低コピープラスミドに組み込みます。不要な配列が取り除かれ、ターゲティングベクターとして最適なコンストラクトが得られます。

■BACコードの選択と融合によるヒト／ラットIgH lociキメラの構築

Red / ET Recombination Systemを数回使用し、トランスジェニックラットにおいて3種類のBACコードの融合と選択により、2 kbのドメインに転換したヒト化融合DNAコンストラクトを構築した。
・Ma, B., et al., J. of Immunological Methods, 78, 400～401 (2013).

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