ユビキチン化タンパク質抽出キット Ubiquitinated Protein Capture Kit
掲載日情報:2020/06/12 現在Webページ番号:63607
試料中に含まれるユビキチン化タンパク質を、迅速かつ高効率に抽出できるキットです。ユビキチンを高い結合量および特異性で結合できるマトリックスとスピンカラムを使用して、ユビキチン化タンパク質を抽出できます。
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ユビキチンとは
タンパク質にユビキチンが共有結合するユビキチン修飾(ユビキチン化)は、細胞周期や分化を含む様々な生体現象を介して、細胞の機能を制御しています。ユビキチン修飾様式 (モノユビキチン化、マルチユビキチン化、ポリユビキチン化)やユビキチン修飾されるタンパク質のリジン残基、ユビキチン鎖長やユビキチン鎖の連結様式が、ユビキチン化タンパク質の機能をコントロールしています。
ユビキチン修飾は三種類の酵素反応によって行われています。E1活性化酵素がATP依存的にユビキチンと反応性チオエステル結合を形成し、続いてE2結合酵素のシステイン残基にE1酵素上のユビキチンが転移します。どのタンパク質がユビキチン化されるかは、E2結合酵素とE3リガーゼの相互作用によって決定します。
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特長
- ユビキチン化タンパク質を、ユビキチン鎖の構造や鎖長によらず捕捉します。
- 広範な種類の動物試料に使用できます。
- 遊離型のユビキチンは捕捉されません。
- 抽出したタンパク質はプロテオミクス解析に使用できます。
- キットにはウエスタンブロットに使用できるHRP標識抗ユビキチンモノクローナル抗体が含まれています。
- 測定試料:細胞ライセート、組織抽出物
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使用例

ユビキチン化タンパク質抽出キットを使用して、HeLa細胞のS100ライセートからユビキチン化タンパク質を抽出し、抗ユビキチンモノクローナル抗体を使用してウエスタンブロット解析を行った。
Lane 1:S100ライセート、Lane 2:ユビキチン化タンパク質抽出キットによる抽出画分。
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キット内容
- Ubiquitin matrix
- Biospin column
- Collection tube
- Ubiquitin monoclonal antibody
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参考文献
- Fulda, S., Rajalingam, K., and Dikic, I., EMBO Mol. Med., 4(7), 545~556 (2012).
- Shaid, S., Brandts, C.H., Serve, H., et al., Cell Death Differ., 20(1), 21~30 (2013).
- Husnjak, K. and Dikic, I., Annu. Rev. Biochem., 81, 291~322 (2012).
- Komander, D. and Rape, M., Annu. Rev. Biochem., 81, 203~209 (2012).
- Spasser, L. and Brik, A., Agnew. Chem. Int. Ed. Engl., 51(28), 6840~6862 (2012).
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価格表
[在庫・価格 :2025年04月26日 12時55分現在]
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Ubiquitinated Protein Capture Kit |
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