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安定性が高い組換え体FGF2（線維芽細胞成長因子） FGF2-STAB (Stable FGF2)

掲載日情報：2020/06/12 現在Webページ番号：63586

バイオベンダーラボラトリー /
BioVendor Laboratory Medicine, Inc.
[メーカー略称：BLM]

細胞培養に有用な、非常に熱安定性の高い組換え体FGF2（basic FGF, bFGF）です。

※本製品は研究用です。研究用以外には使用できません。

FGF2-STAB (Stable FGF2) 紹介フライヤー

画像をクリックするとフライヤーのPDFをダウンロードできます（英語版 6ページ、403 KB）。

FGF2(線維芽細胞成長因子)とは
特長
使用例
価格

FGF2(線維芽細胞成長因子)とは

FGF2は非グリコシル化ペパリン結合増殖因子で、脳や脳下垂体、腎臓、網膜、骨組織、睾丸、副腎、肝臓、単球、上皮／内皮細胞で発現し、細胞の増殖、分化、遊走、生存を調節します。FGF2は細胞の多能性状態の維持に有効なため、ヒト多能性幹細胞培養では必須な成分です。

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特長

E. coliで産生した組換え体ヒトFGF2です。N末端にHisタグおよびトロンビン切断認識配列が付加されています。
幹細胞の形態や未分化能を維持します。
天然型FGF2に対し熱安定性が15℃向上し、37℃における半減期が5倍以上長くなりました。
37℃で5日間培養後も活性を保持しているため（下記使用例参照）、培地交換の回数やコストを節約することができます。
胚発生や創薬、細胞療法研究に有用です。
純度：＞95％（SDS-PAGE）
エンドトキシンレベル：＜0.1 ng/μg of protein (＜1 EU/μg）

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使用例

FGF2-STABのSDS-PAGE結果

Stable Fibroblast Growth Factor 2 ＜FGF2, basic FGF, bFGF＞の使用例1

FGF2-STABまたは天然型FGF2でヒト胚性幹細胞（ES細胞）を処理し、5回の継代後に多能性マーカーOct4とNanogの発現を免疫染色により確認した。
スケールバー：100μm

Stable Fibroblast Growth Factor 2 ＜FGF2, basic FGF, bFGF＞の使用例2

マウス胚性線維芽フィーダー層上で培養したヒトES細胞（CCTL14）をFGF2-STAB（4 ng/ml）で処理したところ、細胞の未分化形態が維持された。

Stable Fibroblast Growth Factor 2 ＜FGF2, basic FGF, bFGF＞の使用例3

FGF2-STABまたは天然型FGF2（10 ng/ml）を添加した培地を、37℃で上図に示した通りそれぞれ1時間～5時間インキュベートした。FGF2飢餓状態のヒトES細胞を、それぞれの培地で培養し、イムノブロットによりリン酸化ERK1/2の発現を調べた。天然型FGF2は加熱処理時間とともに活性が低下したが、FGF2-STABは37℃で5日間処理後でも活性を損なうことなく維持されていることが分かる。

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