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フナコシニュース連載企画 「FRONTIERS」BIOVICA社の紹介

掲載日情報:2019/08/15 現在Webページ番号:63374

Frontiers

Vol. 49 乳がん予後モニタリングの新しいツール

Biovica 社は,スウェーデン王立工科大学出身のAnders Rylander 氏が2010 年に起業し,がんの状態を評価するための血液ベースのバイオマーカーアッセイを開発し,商品化しています。
血清中のチミジンキナーゼ活性を,ラジオアイソトープを用いず,比色法により非常に高感度に測定できるDiviTum V2 Kit についてお話を伺いました。 


DiviTum V2 Kit について教えて下さい。

私たちの開発したDiviTum V2 Kit(血清中のチミジンキナーゼ(TK)活性測定キット)は,血清試料から腫瘍増殖能が評価でき,いくつかの臨床 試験において,治療効果を早期に確認できることも実証されています。私たちは,世界をリードするがん研究機関や次世代の治療法を開発している製薬会社との共同研究により,DiviTum V2 Kit を開発し,がん研究やがんのオーダーメイド研究を積極的に推進しています。


がんの予後マーカーとしてのTK 活性測定の有効性と他のマーカーとの違いを教えて下さい。

TK 活性は細胞増殖に密接に関連するバイオマーカーです。

TK 活性は,2 つの重要な治療法(内分泌療法とCDK4/6インヒビター)による乳がん治療をモニターするツールとして期待されています。また,一般的に使用されている組織増殖マーカーKi67 と有意な相関があることが,臨床試験において示されています。一方で,別の一般的な血液のバイオマーカーであるCA 15-3 は,増殖より,むしろ細胞量のマーカーであり,がん進行の真のマーカーにはならないかもしれません。TK 活性は細胞増殖に関連しているので,DiviTum V2 Kit はがんの進行を示す優れたツールです。DiviTum V2 Kit は,培養細胞でも動物実験でも,TK 活性のわずかな変化を正確かつ迅速に測定することができます。


DiviTum V2 Kit の長所/強み/独自性を教えて下さい。

DiviTum V2 Kit は,細胞周期調節化合物やCDK 阻害物質および内分泌薬の評価に有用な研究ツールです。DiviTum V2 Kit の長所は,幅広い適用を有することと,培養細胞を用いた試験から薬物承認のための臨床試験まで使用できることです。特に浸潤性乳がんにおいては,PFS(無増悪生存率,Progression-Free Survival)とOS(全生存率,Overall Survival)との相関がよく取れています。がんの細胞周期を停止させ,がん細胞の増殖を阻害することはがん治療の重要な戦略です。したがって,DiviTum V2Kit を用いたTK 活性の測定は,多くの治療法研究の有効性を実証するための新しいツールといえます。
本製品は研究用です。日本では臨床試験に用いることはできません。


BIOVICA社の製品

血清試料から腫瘍増殖能を高感度にモニタリングするキット
DiviTum V2 Kit

血清中のチミジンキナーゼ活性を,ラジオアイソトープを用いず比色法により,非常に高感度に測定できるキットです。細胞分裂の活発さの指標であるチミジンキナーゼ活性を測定することで,腫瘍増殖能をモニタリングすることができます。従来のDiviTum Kitでは結果が得られるまで約2日間要しましたが,操作時間が短縮され,より簡便になりました。

本製品は研究用です。研究用以外には使用できません。
Biovica社バイオマーカーの使用文献はこちらをご覧下さい。

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