プロテインラジカルを定量するELISAキット OxiSelect Protein Radical ELISA Kit
掲載日情報:2020/06/12 現在Webページ番号:63207
スピントラッピング法(electron spin resonance trapping, ESR trapping)とELISAを組み合わせたimmuno-spin trapping技術により、プロテインラジカルを定量するキットです。
プロテインラジカルとスピントラッピング剤DMPOを反応させることで、DMPOニトロンアダクトを生成させます。このDMPOニトロンアダクトを、抗DMPOニトロンアダクト抗体を用いたELISAにより測定することで、試料中のプロテインラジカルを定量化します。
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プロテインラジカル(Protein Radical)とは
ペルオキシナイトライト(ONOO-)などの反応性窒素種(RNS)、ペルオキシラジカル(ROO・)、ヒドロキシラジカル(OH・)などの反応性酸素種(ROS)、スーパーオキシドアニオンは、電子や水素原子の除去反応を介して、プロテインラジカルを形成します。プロテインラジカルは、ポリペプチド鎖の内部架橋形成、タンパク質主鎖の切断、タンパク質過酸化物の形成などを誘導します。プロテインラジカルの形成は、ハンチントン舞踏病やアルツハイマー病などの疾患と相関することが報告されています。
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特長
- キットには、DMPOニトロンアダクトHASスタンダードが付属します。
- 96ウェルフォーマットのため、ハイスループット解析に最適です。
- 測定試料:血清、血漿、細胞ライセート
- 測定波長:450 nm(補正波長:620 nm)
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使用例

DMPOニトロンアダクトHASを用いた標準曲線

Raw 264.7細胞ライセート中のプロテインラジカルの検出
マクロファージ細胞Raw 264.7のライセートに、4.4 mM H2O2、50 μM CuSO4、100 mM DMPOを加えて一晩インキュベートした後、OxiSelect Protein Radical ELISA Kitを用いてプロテインラジカルを測定した。
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操作方法概略

immuno-spin trappingの原理
プロテインラジカルを含む試料とDMPOをインキュベートし、DMPOニトロンアダクトを生成する。このDMPOニトロンアダクトを抗DMPOニトロンアダクト抗体を用いたELISAにより測定することで、試料中のプロテインラジカルを定量化する。
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キット内容
- 96-well protein binding plate
- Anti-DMPO nitrone adduct antibody
- Secondary antibody, HRP conjugate
- Assay diluent
- Wash buffer
- Substrate solution
- Stop solution
- DMPO nitrone adduct HSA standard
- Reduced BSA standard
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価格
[在庫・価格 :2025年04月26日 00時00分現在]
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OxiSelect Protein Radical ELISA Kit (96assays) |
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[在庫・価格 :2025年04月26日 00時00分現在]
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