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ウエスタンブロットにおけるタンパク質レベルの標準化に有用 ローディングコントロール抗体

掲載日情報:2016/10/24 現在Webページ番号:63156

ローディングコントロール(Loading Control)は高度または遍在的に発現しているタンパク質に特異的な抗体であり、ウエスタンブロットにおけるタンパク質レベルの標準化に有用です。

細胞内局在性イメージ

ローディングコントロール抗体のラインナップ

商品コードをクリックすると、製品の詳細、価格がご確認いただけます。

細胞内局在性 因子名 分子量(kDa) 商品コード
細胞質/細胞全体 α-tubulin 55 NB100-690, NB100-92249
β-actin 43 NB600-501, NB600-503, NB100-56874
GAPDH 37 NB300-221, NB100-56875
Cyclophilin B 21 NBP2-24770, NBP1-85358
ミトコンドリア HSP60 60 NBP1-77397, NBP2-22440
COX IV 17 NBP1-88058, NBP1-44068
Laminin B1 66 NB100-56403, NBP1-97889
HDAC 60 NB100-56340, NB500-124
PCNA 29 NB500-106, NB100-456
Histone H3 17 NB500-171, NBP2-36468
血清 Transferrin 77 NB500-418,NBP1-87221

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ローディングコントロール抗体に関するFAQ

Q-1.自分の実験にあったローディングコントロール抗体を選択するために、考慮すべき点はどこですか?
A-1.以下の点を考慮してローディングコントロール抗体を選択して下さい。
検出サイズ
分子量の近い(ただし標的タンパク質と容易に区別できる程度に差がある)ローディングコントロールを選択することが極めて重要です。標的タンパク質とローディングコントロールが同じ分子量である場合、判別が難しく、データ解釈の質が下がることになります。
発現量
選択したローディングコントロールが試料中で高発現していることを確認して下さい。最も一般的なローディングコントロールは、基本的な細胞プロセスおよび存続に必要な、高度に発現した構成遺伝子(ハウスキーピング遺伝子)です。しかし、いくつかのコントロールの発現は遍在的ではないかもしれません。
発現要因
発現が実験変数の影響を受けないローディングコントロールを選択します。例えば代謝過程を解析する場合、GAPDHをローディングコントロールとして用いることは推奨されません。最適なローディングコントロールは、正常な状態と比較したい状態(疾患など)で発現に違いがなく、広く発現しているタンパク質を検出すべきです。



Q-2.どのようなときにローディングコントロール抗体を使用する必要がありますか?
A-2.
定量的比較
ウェル間のシグナルを比較する際、ローディングコントロールが必要です。標的タンパク質の発現変動は、ローディングコントロールの発現量がウェルをまたいで等しいときにだけ、確かであると考えることができます。
転写の確認
ローディングコントロール抗体を用いて、すべての試料が均等にアプライされ、電気泳動が行えていること、およびゲルからメンブレンに転写されていることを確認できます。ゲルからメンブレンへの転写むらを見つけ出すことができます。
研究内容の公開
ウエスタンブロット結果を含む学術論文を投稿する際、実験試料間で発現が異なることを保証するために、ほとんどの学術誌でローディングコントロールのデータが必要となります。ローディングコントロールは、標的タンパク質の発現をすべてのウェルにおいて標準化します。

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お問い合わせ先

(テクニカルサポート 試薬担当)

reagent@funakoshi.co.jp

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