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メーカー：	Horizon社Dharmacon製品 OriGene Technologies TransOMIC Technologies
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HOME> 試薬> 天然物／有機化合物／糖質> 天然物／有機化合物> 低分子化合物> アドへサミン（Adhesamine）-RGDS誘導体

アノイキス阻害化合物アドへサミン（Adhesamine）-RGDS誘導体

掲載日情報：2016/10/11 現在Webページ番号：63125

ナガセサンギョウ /
長瀬産業株式会社
[メーカー略称：NGS]

アドへサミン（Adhesamine）-RGDS誘導体は、京都大学上杉志成教授によりアドへサミン（Adhesamine）1）から創製されたアノイキス阻害活性を持つ化合物です2）。

※本製品は研究用です。研究用以外には使用できません。

特長
参考文献
使用例
価格

特長

移植細胞の多くは、剥離され足場を失ったことによりアポトーシスが誘導され死にいたります。こうした足場依存性の細胞死はアノイキス（Anoikis）と呼ばれています。アドへサミン（Adhesamine）-RGDS誘導体は、アノイキスによる細胞死を阻害する活性を有する化合物です。
合成化合物のため、動物から抽出されたタンパク質性因子と比較するとロット間差が少なく、感染症の危険性も低減されます。
RGDSペプチドが1つ付加された誘導体（×1 ： #AD-RGDSx1）と、2つ付加された誘導体（×2 ：#AD-RGDSx2）があります。RGDS（×1）誘導体の方が高いアノイキス阻害活性を示します。
培養液に添加するだけで使用できます。

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参考文献

1） "A dumbbell-shaped small molecule that promotes cell adhesion and growth."
Yamazoe S, Shimogawa H, Sato S, Esko JD, Uesugi M., Chem. Biol., 16(7):773～82(2009).
（Erratum in: Chem. Biol., 17(3):310(2010).

2） "Synthetic Molecules that Protect Cells from Anoikis and Their Use in Cell Transplantation."
Frisco HL, Watanabe M, Okumura N, Kusamori K, Takemoto N, Takaya J, Sato S, Yamazoe S, Takakura Y, Kinoshita S, Nishikawa M, Koizumi N, and Uesugi M.,Angew Chem. Int. Ed. Engl.,53(42):11208～13(2014).

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使用例

アドへサミン（Adhesamine）-RGDS誘導体の作用

NIH 3T3細胞を浮遊培養用プレート・無血清培地により非接着状態で培養し、細胞生存率の経日変化（上図）と濃度による変化（下図）をプロットした。
上図：アドへサミン-RGDS誘導体を添加した細胞ではアノイキス阻害作用による生存率の上昇が見られた。また、RGDSペプチドが二つ付加された誘導体（×2）よりも、1つのみ付加された誘導体（×1）の方が高い活性を示した。
下図：アドへサミン-RGDS誘導体は、濃度依存的な作用を示した。

間葉系幹細胞でのアノイキス抑制作用