口腔試料の採取・保存と同時にタンパク質／DNAの安定化ができるチューブ iSWAB-Protein Collection Kit

1本のチューブで、非侵襲的に口腔試料が採取ができ、同時に試料中のタンパク質／DNAの安定化が行われます。室温保存が可能で、ワークステーションを用いた自動化にも対応しています。

※本製品は研究用です。研究用以外には使用できません。

アプリケーション例

■ファーマコゲノミクス解析：
採取後、そのまま1本のチューブ内で試料中のタンパク質／DNAを安定保存できるため、細胞機能に対する薬物の生物学的利用能や有効性の相関関係解析を行う際に、プロテオミクスとゲノミクスのデータを簡単に結び付けることができます。

■法医学的研究：
採取した試料中のタンパク質とDNAを安定保存できるため、証拠保管の連続性・継続性の保持に役立ちます。

iSWAB-Protein Collection Kitで採取した口腔試料を用いたミトコンドリアの鉄結合タンパク質フラタキシン（Frataxin, FXN）の検出

※使用例のPDFファイルはこちら。

iSWAB-Protein Collection Kitで男女一名ずつ（略号：M、F）の口腔試料を採取し、実験を行った。
A：口腔試料全タンパク質のSDS-PAGE像（CBB染色）
B：SDS-PAGE後ニトロセルロース膜に転写した像（ポンソーS染色）
C：抗FXN抗体、およびコントロールとして用いた抗GAPDH抗体によるウエスタンブロット像
（p：FXNの前駆体、i：中間体型、m：成熟型）

レーン5, 6はコントロールRNA（略号：C）、あるいはFXN（frataxin）特異的shRNA（略号：sh）をHEK293細胞で発現させて得られた細胞抽出液、レーン7, 8は採取した口腔試料、レーン9はコントロールとして線維芽細胞の細胞抽出液を泳動したもの。

データ提供：Dr. Jill Sergesketter Butler（アラバマ大学バーミンガム校医学部講師）

・ヒト口腔試料の採取・保存のプロトコル（PDFファイル）はこちら。

・メーカーウェブサイトでは、試料の採取方法や、ワークステーションでの処理の様子を動画で紹介しています。

※ ラック入りチューブフォーマットの製品には、スワブなどは付属していません。
※ 本製品にはタンパク質／DNAの抽出・精製用試薬は含まれておりません。別途ご用意下さい。

※スワブなどは付属していません。