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TCF / LEF Reporter Kit

情報伝達経路のモニタリングに CRE / CREB Reporter Assay Kit
TCF / LEF Reporter Kit

掲載日情報:2012/03/05 現在Webページ番号:5803

ルシフェラーゼを用いた、培養細胞試料中のCRE / CREBまたはWnt /β-カテニンの情報伝達経路のモニタリングに最適なキットです。
CREBはcAMPに応答する認識配列(CRE)に結合する転写因子で、細胞内cAMPレベルの上昇によりCREと結合してCREBが活性化します。
また、Wntタンパク質は細胞表面レセプターに結合すると、細胞質内のβ-カテニンが安定化し、核へ移行します。β-カテニンは核内でTCF / LEF転写因子に結合し、Wnt応答遺伝子の転写や発現を誘導します。
本製品は応答配列が組み込まれたホタルルシフェラーゼレポーターベクター、およびネガティブコントロールベクターがセットになっています。

特長

  • 情報伝達経路に応答する哺乳動物細胞用のルシフェラーゼレポーターベクターです。
  • CRE / CREB Reporter Assay Kitでは最小プロモーターの上流にCRE応答配列が組み込まれており、細胞内cAMPレベルの上昇によりCREと結合してCREBが活性化し、ホタルルシフェラーゼ遺伝子の転写が誘導されます。
  • TCF / LEF Reporter Kitでは最小プロモーターの上流にTCF / LEF応答配列が組み込まれており、Wnt経路の活性化により、ホタルルシフェラーゼ遺伝子の転写が誘導されます。
  • レポーターベクターは、恒常的にウミシイタケ(Renilla)ルシフェラーゼを発現するベクターとあらかじめ混合してあり、トランスフェクション効率を確認するための内部コントロールとして使用できます。
  • キットにはネガティブコントロールとして、応答配列を持たないルシフェラーゼ非誘導性のベクターが、Renillaルシフェラーゼベクターと混合した状態で添付されています。経路特異的な効果およびバックグラウンドシグナルの確認に必須です。

本製品は一過性のトランスフェクション用です。細菌の形質転換および増幅を目的とするものではありません。

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適用例

  • 情報伝達経路の活性化のモニタリング
  • 情報伝達経路の活性化/阻害物質のスクリーニング
  • PKAの活性/阻害物質のスクリーニング(#60611)
  • 情報伝達経路におけるRNAiまたは遺伝子の過剰発現の効果検証

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解析例(#60611)

図1:#60611に含まれるCREレポーターベクターをHEK293細胞にトランスフェクションし、各濃度のforskolin(cAMP誘導物質)に対するCREレポーター活性の用量反応曲線を作成した。forskolinのEC<sub>50</sub>値は3.3μgMと算出された。

forskolinに対するCREレポーター活性の用量反応曲線

図1:#60611に含まれるCREレポーターベクターをHEK293細胞にトランスフェクションし、各濃度のforskolin(cAMP誘導物質)に対するCREレポーター活性の用量反応曲線を作成した。forskolinのEC50値は3.3μgMと算出された。

図2:#60611に含まれるレポーターベクターをHEK293細胞にトランスフェクションし、PDE4D7(cAMP阻害物質)によるforskolin誘導性cAMP応答活性の阻害およびrolipram(PDE4阻害物質)による回復効果を検証した。

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解析例(#60500)

図3:#60500に含まれるレポーターベクターをHEK293細胞にトランスフェクションし、各濃度のマウスWnt3aに対するTCF / LEFレポーター活性の用量反応曲線を作成した。

TCF / LEFレポーター活性の用量反応曲線

図3:#60500に含まれるレポーターベクターをHEK293細胞にトランスフェクションし、各濃度のマウスWnt3aに対するTCF / LEFレポーター活性の用量反応曲線を作成した。マウスWnt3aのEC50値は16 ng/mlと算出された。

図4:#60500に含まれるレポーターベクターをHEK293細胞にトランスフェクションし、IWR-1-endo(Wnt応答阻害物質)によるWnt3a誘導性のTCF / LEF応答活性の阻害効果を検証した。

図4:#60500に含まれるレポーターベクターをHEK293細胞にトランスフェクションし、IWR-1-endo(Wnt応答阻害物質)によるWnt3a誘導性のTCF / LEF応答活性の阻害効果を検証した。

図5:図4の結果を元に、各濃度のIWR-1-endoに対するレポーター活性(%)の用量反応曲線を作成した。IC50値は0.05μMと算出された。

図5:図4の結果を元に、各濃度のIWR-1-endoに対するレポーター活性(%)の用量反応曲線を作成した。IC50値は0.05μMと算出された。

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キット内容

  • Reporter(Component A):Luciferase reporter vector+Constitutively Renilla luciferase vector
  • Negative control reporter(Component B):Non-inducible luciferase reporter vector+Constitutively Renilla luciferase vector

検出にはDual Luciferase Assay System(Promega社)が必要です。
キットにトランスフェクション用試薬は含まれていません。別途ご用意下さい。

[在庫・価格 :2024年04月25日 12時15分現在]

※ 表示されている納期は弊社に在庫が無く、取り寄せた場合の納期目安となります。
詳細 商品名
  • 商品コード
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  • 在庫
  • 法規制等
納期 文献数
CRE/CREB Reporter Assay Kit
2週間程度 ※ 表示されている納期は弊社に在庫がなく、取り寄せた場合の目安納期となります。 0
説明文
種交差性:Human,検出方法:化学発光,アッセイ法:Reporter Assay,アッセイ数:96 well
法規制等
保存条件 -20℃ 法規備考
掲載カタログ

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種交差性:Human,検出方法:化学発光,アッセイ数:96 well
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お問い合わせ先

(テクニカルサポート 試薬担当)

reagent@funakoshi.co.jp

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