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HOME > 試薬 > ELISA > ELISA/EIAキット > Retinol Binding Protein 4 EIA Kit

RBP4を競合法により測定するEIAキット Retinol Binding Protein 4 EIA Kit

掲載日情報：2020/06/12 現在Webページ番号：5462

ケイマンケミカル /
Cayman Chemical Company
[メーカー略称：CAY]

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アディポカインであるRBP4（Retinol binding protein）は、インスリン抵抗性をはじめとする代謝系の疾患と深い関わりがあることが指摘されています。本製品は、試料中のRBP4を競合法により測定するEIAキットです。
※本製品は研究用です。研究用以外には使用できません。

Retinol Binding Protein (RBP) 4とは
特長
キット内容
価格

Retinol Binding Protein (RBP) 4とは

インスリンはGlucose transporter 4 (GLUT4)を介して骨格筋や脂肪組織への糖の取り込みを促進させます。脂肪組織におけるインスリン抵抗性はGLUT4の減少と関連があり、その結果、RBP4の産生が増加します。RBP4は脂肪組織より分泌され、アディポカインとして作用するビタミンAトランスポーターです^1～3。肥満、インスリン抵抗性、メタボリックシンドローム、および心血管疾患などの代謝系の疾患において、血中のRBP4濃度の増加が認められています。また、食餌性肥満および高脂血症を誘発させたマウスでは、RBP4発現の増加と炎症促進性のサイトカインおよびLDLコレステロールとの間の関連性が認められています⁴。RBP4の低下はインスリン抵抗性および脂質異常症を改善させることが報告されています^{4, 5}。このことから、RBP4は全身性のインスリン感受性および脂質代謝の調節に重要な役割を持っており、血漿中RBP4濃度を測定することにより、代謝性疾患や心血管疾患リスクを検出できる可能性が示唆されています。

参考文献

1.Tamori, Y., et al., Nat. Med., 12(1), 30～31 (2006).
2.Quadro, L., et al., EMBO J., 18(17), 4633～4644 (1999).
3.Polonsky, K. S., N. Engl. J. Med., 354(24), 2596～2598 (2006).
4.Mohapatra, J., et al., Br. J. Pharmacol., doi: 10.1111/j.1476-5381.2011.01492.x, [Epub ahead of print].
5.Yang, Q., et al., Nature, 436, 356～362 (2005).