ヒト多能性幹細胞を心筋細胞へ分化させるキット StemXVivo Cardiomyocyte Differentiation Kit

※ 本製品は研究用です。研究用以外には使用できません。

ヒト多能性幹細胞から心筋細胞への分化に有用な培地添加物や基質などのセットです。高品質な特殊培地と最大の分化効率、着実かつ信頼性の高い心筋細胞を樹立できる調製済分化誘導カクテルを使用することで、分化の時間とコストが削減できます。またStemXVivo Cardiomyocyte Maintenance Media Supplementの使用により、ヒト多能性幹細胞由来の心筋細胞の培養の延長や、健全な心筋細胞を長期間保持することができます。

新キット（#SC032B）を用いた多能性幹細胞からiPSC分化の効率

(例)　BG01Vヒト幹細胞（hES）（培養：MEF Conditioned Media (#AR005)、24ウェル培養皿とフタ使用時）

※細胞種や培養条件が異なる場合には、別途条件検討が必要となります。ご留意下さい。

※各培地の調製方法については、製品データシートをご覧下さい。

多能性幹細胞から心筋細胞への分化

JOY6（左図）およびiBJ6（右図）ヒトiPS細胞を本製品（#SC032B）を用いて心筋細胞に分化させた。収縮細胞の目視による比較とは別に、本製品に含まれる抗ヒト心臓トロポニンT抗体でラベルすることで心筋細胞との評価を行なった。

細胞をNorthernLight 557標識ロバ抗マウス二次抗体（#NL007；赤色）で、核をDAPI（青色）で対比染色を行なった免疫染色像。

Endothelin-1で誘導したAtrial Natriuretic Peptideの発現

JOY6ヒトiPCSを本製品（#SC032B）で心筋細胞に分化させた。分化21日後に、心臓肥大を誘導するために心筋細胞を5 nM Endothelin-1 (#1160)で25.5時間処理した。心臓肥大中に濃度が上昇するPro-Atrial Natriuretic peptide (ANP)濃度を検出した。Endothelin-1処理細胞で、Pro-ANPが増加したことが示された。
(A)：ウエスタンブロット像、(B)：ELISA （Human NTProANP Quantikine ELISA（#DANP00））の測定値

StemXVivo Cardiomyocyte Differentiation Kitを用いた、ヒト多能性幹細胞から心筋細胞への分化誘導実験をまとめたポスターです。
ダウンロードはこちら。

Small Molecules Modulate Stem Cell-derived Cardiomyocytes

Synchronized Contractile Beating of iPSC-Derived Cardiomyocytes.
Cardiomyocytes were differentiated from JOY1 human induced pluripotent stem cells using the StemXVivo Cardiomyocyte Differentiation Kit. Waves of beating cardiomyocytes were visualized using brightfield microscopy.

iPSC-Derived Cardiomyocyte Contractions Visualized Using the Calcium Indicator, Fluo-4.
Cardiomyocytes were differentiated from JOY1 human induced pluripotent stem cells using the reagents and protocol provided in this kit. They were assessed for their ability to contract using the Fluo-4 calcium binding assay.