3時間以内で高感度にマイコプラズマを検出するキット MycoQuick Mycoplasma Detection Kit

PCRおよびゲル電気泳動により3時間以内で高感度に、細胞ライセート中のマイコプラズマを検出できるキットです。

• 特長
• 操作法概略
• 実 験 例
• キット内容
• 価格

特長

• 検出感度が高く、10～100コピーのマイコプラズマ遺伝子を検出できます。
• 幅広いマイコプラズマとその類縁菌などの検出ができます。マイコプラズマおよびアコレプラズマの中で最も一般的な5種であり、組織培養における感染の98％を占めるとされている、M. Hyorhinis、M. Arginini、M. Orale、M. Fermentans、A. Laidlawiiのほか、Acholeplasma属、Ureaplasma属およびSpiroplasma属の検出が可能です。
• 操作が簡便です。96ウェルプレートには、各ウェルの底にあらかじめマイコプラズマゲノムDNA検出用プライマー、およびPCR操作の成否確認用プライマー（UCEプライマー）がコートされています。また、プレートの最終列（12ウェル分）には、プライマーのほかにポジティブコントロール用テンプレートDNAがコートされています（下図参照）。
• 96ウェルプレートは、必要な試料数に応じて切り離して使用できます（下図参照）。

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操作法概略

付着細胞の場合
1. 細胞培養上清を吸引し、DPBSで2回洗う。
2. Cell lysis bufferを加える。
3. 5分間溶解し、細胞ライセートを回収する。
4. 細胞ライセートを95℃で5分間煮沸し、遠心する。
5. 上清を回収し、PCRのテンプレートとする。
6. PCR、電気泳動を行い判定する。
浮遊細胞の場合
1. 1～1.5 mlの細胞培養液を回収する。
2. 13,000 rpmで5分間遠心をする。
3. 上清を捨て、ペレットをDPBSで洗う。
4. Cell lysis bufferを加え、5分間溶解する。
5. 細胞ライセートを95℃で5分間煮沸し、遠心する。
6. 上清を回収し、PCRのテンプレートとする。
7. PCR、電気泳動を行い判定する。

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実 験 例

それぞれのコピー数のマイコプラズマゲノムDNAを用いて検出を行った。検出感度が非常に高いことがわかる。


マイコプラズマDNAの増幅産物が280 bp、PCR操作の成否確認用プライマー（UCEプライマー）の増幅産物が205 bpのサイズとなる。付着細胞（L1）と浮遊細胞（M1）試料において、マイコプラズマゲノムDNAのバンドが検出された。試料L2、L3、M2、およびM3はマイコプラズマ陰性のため、205 bpの位置にのみバンドが検出された。＋、－はそれぞれPCRのポジティブとネガティブコントロール。

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キット内容

• 96-well plate with mycoplasma primers and UCE primers^＊
• Cell lysis buffer

＊プレートの最終列（H列、12ウェル分）には、ポジティブコントロール用DNAがコートされています。
※DNAポリメラーゼは含まれていません。

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価格

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