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好中球を単離するキット Neutrophil Isolation Kit

掲載日情報:2020/06/12 現在Webページ番号:51967

マウスの好中球を単離するためのキットです。マウスにカゼインを腹腔内投与した後に、好中球を含む腹腔液を採取し、Percollを用いて好中球を単離します。
好中球のエラスターゼ活性を測定するキットもあります。詳細はこちらをご覧下さい。

好中球(Neutrophil)とは

好中球は短寿命の炎症性細胞でバクテリアの貪食および分解を行うことで、病原性微生物に対する自然免疫応答において、最初の防御機構の役割を果たしています。好中球は広範な殺菌性タンパク質、ペプチド(リゾチーム、ミエロペルオキシダーゼ、好中球エラスターゼ、カテプシン、α/βディフェンシンなど)を産生します。また、好中球は細胞外に蜘蛛の巣状の物体を放出します。この物体はDNA、ヒストン、殺菌性タンパク質から構成され、放出されると病原体を絡め取り分解します。マウスにおいては血液中の白血球の10%未満しかなく、ヒトと異なり106個の好中球を1匹のマウスの末梢血から単離することは困難とされています。
マウスから好中球を単離する場合、最初にマウス腹腔にSterile Inflammatory Responce(好中球が活性化しない状態で局在させる反応)を引き起こす物質を注入します。従来、細菌用の培地(チオグリコレート培地)を用いていましたが、近年7~9%のカゼイン溶液が用いられています。

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特長

  • 腹膜潅流法によるマウス好中球の単離を行うキットです。
  • 1キットで腹膜における無菌性炎症を5匹のマウスに引き起こすことが可能です。
  • キットには密度勾配試薬が含まれており、末梢白血球から好中球を単離することが可能です。
  • 蛍光標識抗体が含まれ、フローサイトメトリーで好中球の単離が確認できます。

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使用例

フローサイトメトリーによる好中球の解析結果
左:Percoll密度勾配前の好中球を含む腹腔液試料
右:Percoll密度勾配後の試料

Percoll密度勾配によるマウス好中球の単離

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キット内容

  • Sodium caseinate solution assay reagent
  • Percoll gradient assay reagent
  • Red blood cell lysis buffer solution A / B
  • Bovine serum albumin assay reagent
  • Anti-mouse Ly6G PE/CD11b FITC reagent

[在庫・価格 :2024年04月26日 18時15分現在]

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Neutrophil (mouse) Isolation Kit
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説明文
※受注発注品。
法規制等
保存条件 -20℃ 法規備考
掲載カタログ

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reagent@funakoshi.co.jp

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