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ヒト細胞を用いた遺伝毒性試験受託サービスNESMAGET®
化学物質による遺伝毒性の初期スクリーニングに有用な受託サービス ヒト細胞を用いた遺伝毒性試験受託サービスNESMAGET®
掲載日情報:2011/05/13 現在Webページ番号:5102
ニッシンショクヒンホールディングス /
日清食品ホールディングス株式会社
[メーカー略称:NSN]
食品安全研究所(日清食品ホールディングス株式会社)の遺伝毒性試験受託サービスNESMAGET®は、p53R2の発現に基づくヒト細胞を用いた遺伝毒性試験法です。化学物質によってDNAが損傷を受けると、活性化したp53がDNA修復遺伝子であるp53R2に結合し、その発現を調節します。従来用いられているAmes試験や哺乳類細胞を用いるin vitro遺伝毒性試験と比較して、ヒト細胞を用いた本サービスは、ヒトに対する遺伝毒性発がん物質の検出に優れていると考えられています。
※NESMAGET®:Nissin's Evaluation Systems for MAmmalian GEnoToxicity
追加しました。
特長
- 野生型p53を発現するヒト乳がん培養細胞MCF-7、またはヒトリンパ芽球培養細胞TK6*を使用します。
- 試験期間が24時間(MCF-7細胞)、または6時間(TK6細胞)と短いため、納期は約1週間です。
- 微生物では検出できなかった遺伝毒性物質の検出も可能です。
- 従来の哺乳類細胞を用いるin vitro遺伝毒性試験に比べ、偽陽性反応が非常に少なくなります。
- 少量の試験物質で試験が可能です(Ames試験と比べ1/100量)。
- S9ミックスによる代謝活性化を必要とする化学物質にも適用できます。
- 発光による検出のため、蛍光物質や色素なども試験できます。
- あらゆる化学物質の初期スクリーニングに最適です。
*TK6細胞は、OECDガイドライン490においてin vitro遺伝子突然変異試験に適切な哺乳類細胞株として認められています。NESMAGET®では、レポーター遺伝子と内部標準遺伝子を安定して発現するTK6細胞株を使用します。
追加しました。
原理

DNAが損傷を受けると、DNA修復遺伝子であるp53R2が発現する。p53R2の発現をp53BS-Luc(p53R2由来p53結合配列を組み込んだホタルルシフェラーゼレポータープラスミド)でルシフェラーゼに変換し、発光で検出する。
追加しました。
試験方法概略

※ TK6細胞の場合、レポータープラスミドと内部標準プラスミドの導入操作はありません。試験物質添加後の培養時間は6時間となります。

試験結果の一例(MCF-7細胞使用)
追加しました。
従来法との比較
NESMAGET®と従来法との比較
化学物質 | NESMAGET® | 従来法 | |||
---|---|---|---|---|---|
+ | + | + | + | 2A | |
Mitomycin C | + | + | + | + | 2B |
Cisplatin | + | + | + | + | 2A |
Bleomycin | + | + | + | + | 2B |
5-FU | − | − | + | ± | 3 |
Acrylamide | + | − | + | + | 2A |
MNNG | + | + | + | + | 2A |
PhIP | + | + | + | + | 2B |
2,4-DAT | + | + | + | + | 2B |
B[a]P | + | + | + | + | 1 |
Cyclophosphamide | + | + | + | + | 1 |
Sodium arsenite | + | − | + | + | 1 |
Pyridine | − | − | − | + | 3 |
D,L-Menthol | − | − | + | − | − |
Sodium ascorbate | − | − | − | − | − |
- NESMAGET®:MCF-7細胞の試験では、濃度依存性を示し、有意なルシフェラーゼ活性の上昇が認められた時に陽性(+)と判断。TK6細胞の試験では、濃度依存性を示し、コントロールに対して150%以上のルシフェラーゼ活性の上昇が認められた時に陽性(+)と判断。
- 従来法:Amesと哺乳動物細胞を用いたin vitroアッセイ(マウスリンフォーマTK試験および染色体異常試験)、およびげっ歯類発がん性試験の結果は、NTPおよびTOXNETのデータを参照した。IARCはInternational Agency for Research on Cancerにおけるハザード評価を表す。
135種類の化学物質を用いた評価試験におけるNESMAGET®と従来法との比較
動物での発がん性試験や他の変異原性試験のデータが多く存在する変異原性物質および非変異原性物質から計135物質を選択し、発がん性の予測を行った。
Ames試験との比較 | 一致率(NESMAGET® vs Ames試験結果一致率) | 81.5% |
---|---|---|
Ames陽性予測率(NESMAGET®陽性 vs Ames陽性) | 94.3% | |
Ames陰性予測率(NESMAGET®陰性 vs Ames陰性) | 67.2% | |
NESMAGET®陰性、かつ、Ames陽性の物質 | 4物質 (発がん性を持たない) |
|
NESMAGET®陽性、かつ、Ames陰性の物質 | 21物質 (発がん性を有する) |
|
げっ歯類発がん性試験との比較 | NESMAGET®の発がん性試験との一致率 | 86.6% |
Ames試験の発がん性試験との一致率 | 71.1% | |
他の変異原性試験と発がん性試験の一致率 | 74.0% |
参考文献・特許
1. Ohno, K,. et al., Mutation Research, 588, 47~57 (2005).
2. Ohno, K,. et al., Mutation Research, 656, 27~35 (2008).
3. 哺乳動物細胞を用いた変異原性試験法、特許第4243716号.
4. Mizota, T., et al., Mutation Research, 724, 76~85 (2011).
追加しました。
試験実施条件
- MCF-7細胞、またはTK6細胞を使用
- S9ミックス添加あり/なし条件で測定
- 6段階の濃度で三重測定
- 生存細胞数の測定
追加しました。
オプション
- 濃度設定のための細胞毒性試験
追加しました。
ご注文方法/価格
試験依頼書に必要事項を記入の上、Excel Fileとして電子メールに添付して当社受託・特注品業務担当までお送り下さい。 ご注文方法および価格などの詳細については、当社受託・特注品業務担当までお問い合わせ下さい。
追加しました。
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