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PCRによる増幅結果を瞬時に判定できるピペットチップ ピペットチップ型PCR増幅判定ツールD-QUICK
掲載日情報:2011/11/22 現在Webページ番号:4633
核酸に結合する色素を利用し、二本鎖DNAの有無を目視で確認できるピペットチップ型のPCR増幅判定ツールです。独自のDNA着色技術により、「その場で」「瞬時に」DNAの存在を確認できます。試料溶液量が30~100μlのD-QUICKと、20~50μlのD-QUICK Version 2の2種類の製品があります。


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特長
- PCR後のDNA増幅の有無を確認できます。
- 数回のピペッティングだけでDNAの目視検査が可能です。
- 電気泳動を用いずにDNAの存在を確認できます。
- 着色後の試料は、電気泳動、PCR、シークエンシングや制限酵素処理などにそのまま利用可能です。
- 測定対象の試料溶液量の違いにより、2種類の製品があります(下表参照)。
- 使いやすいラック入り(96本収納)です。
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検出原理

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使用条件
商品コード | KNT100601 | KNT100602 |
試料溶液量 | 30~100μl | 20~50μl |
DNA濃度 | >100 ng/μl |
※以下の試料は正しく着色しない場合があるため、本製品を使用しないで下さい。
・Triton X-100を含む試料や酵素
・精製度の低いDNAを鋳型として用いたPCR試料
・PCR後に別の操作(例:制限酵素処理)をした試料
※これら以外にも、試料中の組成物が着色に影響する可能性があります。本製品を試料に使用する前にネガティブコントロールでご確認下さい。
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適用例
- 大きな遺伝子断片(>1 kb)のプラスミドへの挿入実験
- 細胞毒性のある遺伝子のクローニング
- 16S rDNA PCR
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操作方法概略

1.
本製品をマイクロピペットに装着する。
2.
試料を吸引し、着色が均一になるまで数回ゆっくりピペッティングする*1。
3.
本製品内にて、またはチューブに排出して、試料の着色を確認する*2。
*1試料がすべて本製品のフィルターを通過するように、マイクロピペットの目盛を設定して下さい(例:試料の液量が30μlの場合、マイクロピペットの目盛を50μlに設定します)。1回の吸引だけでは着色が不完全なため、着色が均一になるまで数回ピペッティングを繰り返して下さい。
*2必ずネガティブコントロールと比較して下さい(ネガティブコントロールの例:鋳型を添加していないPCR溶液)。上記の試料と実際に着色した試料では色調が異なる場合があります。
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PCR増幅確認方法の比較

■使用例1
TaKaRa Ex TaqTM(タカラバイオ株式会社)を用いて、50μlの反応系でPCRを行った後、本製品にてPCR産物(300 bp)を着色した。
※上記写真と実際に着色した試料では色調が異なる場合があります。
■使用例2
D-QUICK Version 2を使用し、コロニーPCR産物の陽性判定を行った。
操作方法概略
1.
遺伝子A(約1,500 bp)を挿入したプラスミドpGex6p-1を用いて、E .coli HB101を形質転換した。
2.
得られた形質転換体をLB寒天培地(50 μg/ml Amp)にて15時間37℃で培養した。
3.
生じた15個のコロニーを楊枝で突き、10μlの蒸留水にて希釈した(コロニー溶液)。
4.
以下の条件にてコロニーPCRを実施した。
5.
コロニーPCR溶液をD-QUICK Version 2にて処理し、増幅判定を行った。

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キット内容
- ピペットチップ型PCR増幅判定ツール(電子線照射済み、ゲンチアナバイオレットB*3と還元剤を含む)
[在庫・価格 :2025年04月26日 10時15分現在]
詳細 | 商品名 |
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文献数 | ||
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D-QUICK |
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本製品は取扱中止になりました | 0 | ||
D-QUICK Version2 |
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本製品は取扱中止になりました | 0 | ||
[在庫・価格 :2025年04月26日 10時15分現在]
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