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DNA損傷研究関連製品

掲載日情報:2020/06/12 現在Webページ番号:45950

DNA損傷研究関連製品をご紹介します。

DNA Repair Deficient Cell Lines

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DNA修復関連遺伝子とは

DNA修復関連タンパク質群はゲノムの安定性を維持しており、その機能が損なわれるとゲノム配列の変異が引き起こされ、がんの発症にも繋がると考えられています。

ヒトでは150種以上のタンパク質がDNA修復関連因子として知られており、これらは塩基除去修復(base excision repair:BER)、ミスマッチ修復(mismatch repair:MMR)、ヌクレオチド除去修復(nucleotide excision repair:NER)などを含む14種類のカテゴリーに分類されています。

現在、ピッツバーグ大学がん研究所によるDNA修復関連遺伝子群についての種間比較データベースが公開されています。


■ DNA Repair Gene Knockdown Cell Line

DNA修復関連遺伝子をノックダウンした細胞株です。ゲノム不安定性や遺伝毒性ストレスの研究に最適です。
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PARP / PAR / PARG関連因子測定キット

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PARPについて

PARP の抑制は、BRCA-1/BRCA-2 ホモ欠損腫瘍細胞において、化学増感および放射線増感を促進し、また心筋虚血や敗血症ショックモデル動物の組織障害を阻止します。PARP 遺伝子の多型と疾病素因との対応が報告されており、PARP 活性の差異が臨床研究における PARP 阻害物質の効力に影響を与える可能性が考えられます。このため各個体における PARP 活性をモニターすることが、薬力学的に必要とされています。


■ PARP in vivo Pharmacodynamic Assay Kit II

細胞抽出物中の Poly(ADP-ribose)(PAR)を ELISA で定量することにより、細胞内の PARP(Poly(ADP-ribose)polymerase)活性を測定するキットです。
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■ Universal PARP Assay Kit

PARP(poly(ADP-ribose)polymerase)の活性を化学発光法または比色法により測定するキットです。
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■ PARP / Apoptosis Assay Kit

PARP(Poly(ADP-ribose)polymerase)の活性を比色法または化学発光法により測定するキットです。アポトーシス前およびアポトーシス進行中の細胞におけるPARP活性を高い感度でモニタリングできます。
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■ HT Fluorescent Homogeneous PARP Inhibition Assay Kit

PARP(Poly(ADP-Ribose)Polymerase)阻害物質を in vitro で蛍光を用いて、迅速かつ高感度にスクリーニングするキットです。
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■ PARG Assay Kit

Poly(ADP-ribose)glycohydrolase(PARG) の活性を、化学発光または比色で測定できるキットです。PARG は PARP1 によって合成される Poly(ADP-ribose)polymer (PAR ポリマー)を加水分解する酵素でPARP1 の活性維持に関わっていると考えられています。
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Tankyrase 1とは

Tankyrase 1(PARP5a)は、TRF1と結合してテロメアに動員され、テロメア長の維持、姉妹テロメアの会合および有糸分裂における紡錘体形成に関与するテロメア結合性のポリ(ADP-リボース)ポリメラーゼです1

テロメア機能の変化は、がんを含む多くの疾患や老化と関連しています。Tankyrase 1はAxinを不安定化することによりWntシグナルを活性化し、腫瘍細胞の増殖を促進します2, 3。これらの知見から、Tankyrase 1は代表的な抗腫瘍のターゲットとして注目されています4

参考文献

1. Hsiao, S. J., et al., Biochimie, 90 (1), 83~92 (2008).
2. Reya, T., et al., Nature, 434 (7035), 843~850 (2005).
3. Huang, S-M. A., et al., Nature, 461 (7264), 614~620 (2009).
4. Dodge, M. E., et al., Annu. Rev. Pharmacol. Toxicol., 51, 289~310 (2011).

■ Tankyrase 1 Activity Assay Kit

Tankyrase 1の活性を、比色法または化学発光法により高感度に測定できるキットです。

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CometAssay

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コメットアッセイとは

細胞をアルカリ処理で加水分解した後、そのままスライド上で電気泳動すると、アポトーシスを起こした細胞の断片化DNAは核外へ移動します。これを蛍光色素(SYBR® Goldなど)で染色すると、彗星状の“Comet Tail”パターンを示します(写真左)。一方、正常細胞のスーパーコイルDNAは加水分解処理の影響を受けず、核内に留まります(写真右)。このパターンの違いにより、個々の細胞のアポトーシスを検出します。

この“Comet Tail”の長さや形はDNA損傷の程度と相関関係があるため、画像解析装置と組み合わせることで、損傷レベルの評価を定量的に行うことが可能です。


■ CometAssay Kit

個々の細胞のDNA損傷を直接検出するコメットアッセイを行うためのキットです。
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■ CometAssay Electrophoresis System Ⅱ

コメットアッセイ専用に開発された電気泳動装置です。
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お問い合わせ先

(テクニカルサポート 試薬担当)

reagent@funakoshi.co.jp

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アポトーシス細胞の検出/抽出キット