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ウエスタンブロット(Western Blot)受託サービス

掲載日情報:2017/09/22 現在Webページ番号:3550

組織試料の調製~電気泳動~検出までの一連のウエスタンブロットの作業をお引き受けするサービスです。

特長

  • お客様からのご要望に応じて、動物の解剖から画像ファイルの作成まで一貫してお引き受けいたします。
  • 250 kDa以下の分子量のタンパク質の解析を行います。
  • 以下の様な用途にご利用いただけます。
    • 目的タンパク質の臓器別での発現の確認
    • 目的タンパク質の発現量の変化(半定量)
    • 抗体のウエスタンブロットでの適用確認

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解析例

解析例

正常マウス( C57BL/6 ) 8週年齢 各 50μg total protein
1 :脳 , 2 :心臓 , 3 :胃 , 4 :肝臓 , 5 :脾臓
6 :肺 , 7 :腎臓 ,8 :膵臓 , 9 :小腸 , 10 :大腸

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手順

【Step1】抗体反応確認試験

抗体はお客様でご用意下さい。

ご提供いただいた抗体の特異性をチェック致します。正常マウス・ラットでチェックできる抗体の場合、ジェノスタッフ株式会社ストックのタンパクをポジコンとして使用いたします(ご希望の臓器をお知らせください。2臓器までお知らせ下さい)。マウス・ラット以外の場合、お客様よりご提出いただいた試料(ポジコン)で特異性のチェックを行います。
この時点で、特異性の確認が取れない場合は、解析終了となります。

【Step2】本試験

試料数:1~12 サンプル/メンブレンまで。
マウス・ヒト試料の場合は、GAPDHもしくはアクチンを用いた実験も同時に実施致します。
試料数13~24サンプルまでは2枚目のメンブレンとなります。

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試料について

試料には必ずIDを表示して下さい。

ご依頼前に目的とするタンパク質の生化学的情報についてお知らせ下さい。

■お知らせ頂く内容

1. 目的タンパク質の細胞内局在(細胞質タンパク/膜タンパク質/核内タンパク質 等)
2. 目的タンパク質の分子量
3. 抗体の情報
・市販抗体の場合:メーカー名・品番
・自家製抗体の場合:抗体作製動物種・抗体の力価・特異性(ELISA等での検討データ)

■試料の調製からご依頼の場合

正常マウスの場合、ジェノスタッフ株式会社でご用意いたします。TG/KOマウスなどにつきましては、以下の点にご注意下さい。

a) お客様の試料が組織である場合

  • 目的臓器を摘出し、試料毎にジッパー付ビニールパックなどに入れて直ちに-80℃以下で組織を凍結
    緩衝液等と一緒に凍結する必要ありません。
  • 目的タンパク質に適した抽出法などの情報があればお知らせ下さい。
  • 試料とドライアイスが接触しないようにご注意下さい。
  • ドライアイスを同梱した状態で冷凍便にて当社にご送付下さい。

正常マウス・ラットの組織での解析をご希望の場合は、ジェノスタッフ株式会社で解剖から実施いたしますので試料の準備は不要です。

b) お客様の試料が細胞の場合

b)-1 接着系の細胞

  • 培養器内で細胞を洗い、そこに直接タンパク質抽出バッファーを加えて低温にてインキュベートし、セルスクレーパー等で細胞残渣ごと遠心チューブに回収して下さい。
  • 分散剤による細胞の剥離操作はできるだけ行わないで下さい。
  • 細胞残渣の遠心分離等の操作は不要です。
  • 使用されたバッファーの詳細をお知らせ下さい。
  • 回収した試料は直ちに-80℃以下で凍結し、ドライアイスを同梱した状態で冷凍便でお送り下さい。

b)-2 浮遊系の細胞の場合

  • 100×g~300×g程度の軽い遠心で細胞を集めて培養液を抜き、細胞を洗浄した後に、再度細胞を集めて、 洗浄バッファーを完全に抜き取り、細胞のペレットのみを直ちに -80℃以下で凍結して下さい。
  • 緩衝液等と一緒に凍結する必要はありません。
  • ドライアイスを同梱した状態で冷凍便にて当社にご送付下さい。
  • ■タンパク質抽出液として調製済みの場合

    以下の点にご注意下さい。

    • ご提供いただく試料濃度 : 2mg/mL~
    • 試料抽出の際の抽出方法(使用したバッファーの詳細)をお知らせ下さい。
    • タンパク定量がお済の場合は、その濃度を記載したものを添付して下さい。
    • -80℃以下で凍結し、ドライアイスを同梱した状態で冷凍便にて当社にご送付下さい。

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    タンパク定量

    タンパク定量は、ジェノスタッフ株式会社で実施することも可能です。
    キットを用い、BCA法にてタンパク定量を行います。
    タンパク質の抽出に用いる多くの界面活性剤の存在下でも安定してタンパク定量を行うことが可能です。

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    電気泳動・転写

    試料をSDS-PAGEで電気泳動し、セミドライブロッティングによりメンブレンに転写します。

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    検出

    ペルオキシダーゼ標識二次抗体を用いた化学発光により検出し、スキャナーで検出します。

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    その他

    ローディングコントロールとして、β-actin、GAPDHなどを実施致します。

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    ご注文方法/価格

    価格及び納期は、ご依頼内容を確認させて頂いた後にご回答いたします。詳細はお気軽にお問い合わせ下さい。

    試料をお送りいただく際、到着は土日曜・祝日を避けるようにお願いいたします。

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    製品情報は掲載時点のものですが、価格表内の価格については随時最新のものに更新されます。お問い合わせいただくタイミングにより製品情報・価格などは変更されている場合があります。
    表示価格に、消費税等は含まれていません。一部価格が予告なく変更される場合がありますので、あらかじめご了承下さい。