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ホルマリンが不要のパラフィン包埋切片用組織固定液 HOPE Fixative System

掲載日情報:2017/04/17 現在Webページ番号:3444

組織をパラフィン包埋する際に使用する組織固定液です。HOPE(Hepes-glutamic acid buffer mediated Organic solvent Protection Effect)固定法に最適化されています。HOPE固定法では、ホルマリン固定やグルタルアルデヒドを使用しないので、組織のタンパク質、酵素および核酸は完全に変性/架橋されずに分子構造が保持されます。免疫染色(IHC)やin situ ハイブリダイゼーション(ISH)を行う組織の固定処理に最適です。

HOPE 固定法では HOPE Fixative System Ⅰ および Ⅱ を併せて使用します。
本製品は研究用です。研究用以外には使用できません。

左図:抗原賦活化を行わずに、本製品を用いてヒト乳がん組織におけるエストロゲンレセプターの免疫組織染色を実施した。 写真提供:DCS - Innovative Diagnostik-Systeme
右図:HOPE Fixative System Ⅰ/Ⅱと低融点パラフィンがセットになった、便利なHOPE Fixative Starter Kit (#24884)の外観

HOPE Fixative Systemの種類

商品コードをクリックすると価格表をご覧いただけます。

品名 商品コード 包装 キット内容
HOPE Fixation Starter Kit 24884 1 kit ・HOPE Ⅰ(Transpotation vial, 10×5 ml)
・HOPE Ⅱ(1×1 ml)
Low melt point paraffin (200 g)
HOPE Fixative - System Ⅰ 24823 500 ml
2,500 ml
HOPE Fixative - System Ⅱ 24824 1 ml

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特長

  • 抗原の賦活化が必要なくパラフィン包埋組織の免疫組織染色が行えます。
  • ホルマリン固定パラフィン包埋組織に適応しない抗体を用いた免疫組織染色にも有用です。
  • ホルマリンによる組織の過固定を防止します。
  • 本製品を用いて作製したパラフィン包埋切片は、核酸を良好な状態で保持するため、 RNAまたはDNAを標的とするin situ ハイブリダイゼーション(ISH)、PCRまたはRT-PCR、ノーザンブロッティングやウエスタンブロットにも使用できます。

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操作方法概略

  1. 組織試料*を氷冷した HOPE Ⅰ 試薬に12~72時間(40時間以上を推奨)浸漬する。
  2. 試料を氷冷したアセトン希釈HOPE Ⅱ 試薬に移し、2時間浸漬する。
  3. 試料を氷冷アセトンに 2 時間浸漬する。アセトンを交換し、この操作をさらに2回行う。
  4. 温めた低融点パラフィンを加えて54~55℃で一晩インキュベートして包埋する。
  5. 薄切し、各種実験に使用する。

* カプセル化した組織には使用できません。凍結組織を使用する場合には、HOPE溶液に移す前に解凍しないで下さい。凍結組織は、新鮮組織と比較して形態の質が低下する恐れがあります。

固定化の操作時間

固定化の操作時間

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価格

[在庫・価格 :2024年04月28日 00時00分現在]

※ 表示されている納期は弊社に在庫が無く、取り寄せた場合の納期目安となります。
詳細 商品名
  • 商品コード
  • メーカー
  • 包装
  • 価格
  • 在庫
  • 法規制等
納期 文献数
HOPE Fixative Starter Kit
2~3週間 ※ 表示されている納期は弊社に在庫がなく、取り寄せた場合の目安納期となります。 0
説明文
Catalog No.:24884-1。組織をパラフィン包埋する際に使用する組織固定液。キット内容:HOPE I(Transpotation vial, 10×5 ml), HOPE II(1×1 ml), Low melt point paraffin (200 g)。
法規制等
保存条件 4℃ 法規備考
掲載カタログ ニュース2018年1月合併号 p.26
免疫染色実験ガイド2019-2020 p.144

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Catalog No.:24823-500。組織をパラフィン包埋する際に使用する組織固定液。
別包装品 別包装品あり
法規制等
保存条件 4℃ 法規備考
掲載カタログ 免疫染色実験ガイド2019-2020 p.144
ニュース2018年1月合併号 p.26

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Catalog No.:24823-2500。組織をパラフィン包埋する際に使用する組織固定液。
別包装品 別包装品あり
法規制等
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法規制等
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PolyFin Paraffin

PolyFin Paraffin(#19562)は、微細なパラフィンワックスとコポリマーの混合物で、圧縮を必要とせずに超薄切片の作製ができます。融点が55℃と低いため、過度の熱による組織の歪みを防止できます。透明性に優れており、硬組織および軟組織の両方に使用できます。また、中枢神経組織切片を切断する際にウォーターバスの温度を低下させる必要はありません。

微細なパラフィン

[在庫・価格 :2024年04月28日 00時00分現在]

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Paraffin, PolyFin
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説明文
融点55℃。ペレット状パラフィン・ワックスと共重合体の混合物。圧縮なしで2μm切片を,氷冷せずに連続作製可能。fluid flow processorに使用可。Catalog No.:19562-1。
法規制等
保存条件 法規備考
掲載カタログ 免疫染色実験ガイド2019-2020 p.159
ニュース2018年2月1日号 p.22

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お問い合わせ先

(テクニカルサポート 試薬担当)

reagent@funakoshi.co.jp

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表示価格に、消費税等は含まれていません。一部価格が予告なく変更される場合がありますので、あらかじめご了承下さい。