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ウエスタンブロッティング標準プロトコル[参考資料]
Abnova 社推奨標準プロトコル ウエスタンブロッティング標準プロトコル[参考資料]
掲載日情報:2007/09/20 現在Webページ番号:1029
Abnova 社推奨のウエスタンブロッティング標準プロトコルです。
※ 本製品は研究用です。研究用以外には使用できません。
追加しました。
SDS-PAGE
SDS-PAGE でタンパク質の分離を行い、PVDF メンブレンに転写して下さい。表1 にSDS-PAGE における各タンパク質分子量に応じた推奨するアクリルアミド濃度を示しましたのでご参照下さい。
表1. タンパク質分子量とSDS-PAGE のアクリルアミド濃度
アクリルアミド濃度(%) | 分子量(kDa) |
15 | 10 〜 43 |
12 | 12 〜 60 |
10 | 20 〜 80 |
8 | 36 〜 94 |
6 | 57 〜 212 |
追加しました。
ウエスタンブロッティング
- 適量のブロッキングバッファ−(5% スキムミルク/ PBST(0.2%))を加えて室温で 1 時間振とう、あるいは 4 ℃で一晩静置します。もしメンブレンをすぐに使用しない場合は -20℃で保存し 1 週間以内に使用して下さい。
- 表2 を参照し、一次抗体を新しく調製したブロッキングバッファーで適正な濃度に希釈します。ブロッキングバッファーからメンブレンを取り出し、希釈した一次抗体をメンブレンに加えて 4 ℃で 1 晩振とうします。
- 十分な量の PBST(0.2%)で 10 分間メンブレンを洗浄します。これを 3 回繰り返します。
- 表2 を参照し、希釈した二次抗体(HRP-goat anti-mouse IgG)を適量加えます。その後メンブレンを室温で 1 時間振とうします。
- メンブレンを PBST(0.2%)で10 分間洗浄します。これを 4 回繰り返します。
- メンブレン洗浄後に、ラップ上に置き、新しく調製した検出試薬(Pierce 社 SuperSignal West Femto Maximum Sensitivity Substrate, PCC 社 #34094/#34095/#34096)をメンブレン全体に均一になるように加えて 5 分間静置します。
- Pierce 社 SuperSignal West Femto Maximum Sensitivity Substrate(PCC 社 #34094/#34095/#34096)
付属の SuperSignal West Femto Luminol/Enhancer Solution と SuperSignal West Femto Stable Peroxidase Solution を使用直前に 1:1 の割合で褐色ビンに入れて混合し、基質溶液を調製します。混合液は過度の露光を避けて下さい。ただし、研究室での短時間の露光は影響ありません。この基質溶液をメンブレン全体に均一になるように加えて下さい(不均一な場合には、写真を撮った際にメンブレンの一部が過露光となります)。0.6 ml の基質溶液で 8 cm × 10 cm のメンブレンに使用できます(詳細については同製品のデータシートをご参照下さい)。 - 余分な検出試薬を除去し、メンブレンをラップに包みます。この際気泡が入らないように注意して下さい。ブロット面を上側にして置き、速やかに CCD カメラで 5 秒後、20 秒後、1 分 30 秒後および 5 分後に撮影します。
- シグナルが強すぎる場合には、二次抗体の濃度をさらに希釈して下さい。
- ブロットしたメンブレンは再利用が可能です。リプローブする際は、Pierce 社 Restore Plus Western Blot Stripping Buff er(PCC 社 #46430)のご使用をお勧めします。
表2. ウエスタンブロッティングの抗原と抗体濃度a
抗原のタイプ | 抗原 (μg/lane) |
一次抗体希釈率 | 二次抗体希釈率b | |||
ポリクローナル抗体 | ハイブリドーマ上清 | Ascites | 精製lg | |||
細胞/組織ライセート | 25 〜 50 | 1:500 〜 1:1,000 |
原液〜 1:5 | 1:500 〜 1:1,000 |
1 〜 5(μg/ml) | 1:2,500 〜 1:5,000 |
精製タンパク質 | 0.1 〜 0.2 | 1:1,000 〜 1:2,500 |
原液〜 1:5 | 1:500 〜 1:1,000 |
1 〜 5(μg/ml) | 1:5,000 〜 1:10,000 |
a:本情報は参考データとしてご案内するもので、実際の最適な抗原量、抗体濃度は個々の実験条件に応じて最適化が必要となります。
b:HRP labeled goat anti-mouse lgG 二次抗体。詳細は次ページの試薬の項をご参照下さい。
追加しました。
装置
- シェーカー
- Auto Chemi System
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試薬
- ブロッキングバッファー/希釈用バッファー( 5% スキムミルク/ PBST(0.2%)):
スキムミルク 5 gを 1 × PBST(0.2%)に溶解し 100 ml として下さい。 - 10 × PBS:
NaCl 75.9 g とNaH2PO4・H2O 13.8 g を蒸留水 800 ml に溶解した後に、NaOH を加えて pH7.0 に調製し、蒸留水を加えて 1,000 ml として下さい。使用時に蒸留水で 10 倍希釈し 1 × PBS を調製して下さい。 - PBST(0.2%):
1 × PBS 1,000 ml に Tween-20 を2 ml 加えて下さい。 - 二次抗体(4℃保存):
下記製品のご使用をお勧めします。- Abnova 社HRP Labeled Goat Anti-Mouse IgG(H + L)、ヒト血清による吸収処理済(ABN 社#PAB0096)
- KPL 社HRP Labeled Goat Anti-Mouse IgG(H + L)、ヒト血清による吸収処理済(KPL 社#074-1806)
- 化学発光試薬:
Pierce 社 SuperSignal West Femto Maximum Sensitivity Substrate(PCC 社 #34094/#34095/#34096)
注意:化学発光試薬は随時調製して下さい。
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関連試薬
- Kirkegaard & Perry Laboratories 社 HRP Labeled Goat Anti-Mouse IgG(H + L)、ヒト血清による吸収処理済(KPL 社 #074-1806)
- Pierce 社 Restore Plus Western Blot Stripping Buff er(PCC 社 #46430)
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製品情報は掲載時点のものですが、価格表内の価格については随時最新のものに更新されます。お問い合わせいただくタイミングにより製品情報・価格などは変更されている場合があります。
表示価格に、消費税等は含まれていません。一部価格が予告なく変更される場合がありますので、あらかじめご了承下さい。