バイオアカデミア社 酵母転写因子抗体

酵母転写因子抗体です。
※ 本製品は研究用です。研究用以外には使用できません。

ウエスタンブロット法によるToa1 タンパク質 の検出（#62-021）
レーンM: タンパク質サイズマーカー (kDa)
レーン１：出芽酵母抽出液
抗血清は5,000 倍希釈して使用
Toa1タンパク質の分子質量は32.2 kDaであるが、 ウエスタンブロットでは45~47 kDaの位置に出る（他の論文でも）。

Gcn5pは、SAGA (Spt-Ada-Gcn5 histone acetyltransferase complex) の触媒サブユニットで、ヒストンアセチラーゼ活性を示すタンパク質です。
SAGAは、Taf1pを触媒サブユニットとする基本転写因子TFIIDと重複した機能を持ちます。SAGAとTFIIDには役割分担があり、それぞれハウスキーピング型遺伝子群、ストレス応答性遺伝子群の転写において重要な役割を果たすといわれています。
またSAGAは、Adaタンパク質群（5種類）、TBP関連タンパク質群（4種類）、TAFタンパク質群（TFIIDにも共通に含まれる5種類）、その他のタンパク質群（6種類）から構成される巨大なタンパク質複合体です。その分子機能としては、ヒストンの化学修飾、直接的な相互作用を介した転写調節因子のDNA上へのリクルート、TBPを介した転写開始反応制御などがあげられます。

Spt3pは、SAGAのサブユニットのひとつとして知られているタンパク質です。

Srb4pは、メディエーターのサブユニットのひとつです。

Sua7pは出芽酵母の基本転写因子TFIIBです。
TFIIBは、TATAボックス結合タンパク質（TBP）のDNA結合を安定化するとともに、それ自身が構造変化を起こすことにより、直接DNAに結合する性質を持ちます。

Taf4p、Taf6pは、それぞれ基本転写因子TFIIDのサブユニットのひとつで、Taf9p、Taf12pと共に、TAF八量体を形成します。
TFIIDは、TATAボックス結合タンパク質（TBP）と14種類のTBP随伴タンパク質（TAF）から成る巨大なタンパク質複合体です。TFIIDは、転写開始点近傍に存在する各種のコアプロモーターエレメントを直接認識して結合し、他の基本転写因子群が集合するための足場を形成するとともに、転写調節因子に由来する転写活性化シグナルをRNAポリメラーゼIIに伝達する役割を持つとされています。

Taf10pは、基本転写因子TFIIDのサブユニットのひとつであると同時に、TFIIDと重複した機能を持つとされるヒストンアセチラーゼ複合体SAGAのサブユニットにもなっています。

Taf11pは、基本転写因子TFIIDのサブユニットのひとつです。

Tfg2pは、基本転写因子TFIIFのサブユニットのひとつです。
TFIIFは、RNAポリメラーゼIIと結合し、転写開始反応および伸長反応に関与することが知られています。

Toa1pは、基本転写因子TFIIAのサブユニットのひとつです。
TFIIAは、TATAボックス結合タンパク質（TBP）のDNA結合を安定化するとともに、転写調節因子の働きによって基本転写因子TFIIDが活性化される際に重要な役割を果たすことが知られています。

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