抗体FAQ

アンティ先生

Q 抗体(Antibody)とは?

A

本来の抗体の働き

抗体とは,体内に侵入しようとする微生物などの異物に免疫系が応答して産生するタンパク質の総称で,免疫グロブリンやイムノグロブリンとも呼ばれます。抗体は特定の標的(抗原)に極めて特異的かつ強力に結合し,生体内では直接抗原を不活性化したり,分解するための標識となります。

研究用のツールとしての抗体

特異的に抗原に結合する性質を利用し,ELISAによる様々な抗原の定量や,フローサイトメトリーによる細胞の解析や分離,免疫染色による組織や細胞における抗原の局在確認など,抗体は様々なライフサイエンス研究のツールとして利用されています。 。

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Q 抗原(Antigen,Immunogen)とは?

A

抗体をつくらせる元であり,抗体の結合を受ける物質の事です。

動物種間で抗原の配列が同一または類似している場合は,抗原種以外の動物種にも抗体が反応する事があり,これを「交差性」と呼びます(「交差性とは?」参照)。 データシート上で抗原は,下記のように記載があります。

例)

抗原(Antigen,Immunogen)

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Q 抗原種(Antigen Species)とは?

A

抗原として用いたタンパク質やペプチドの由来動物種の事です。こだわりが無い場合は,指定する必要はありません。

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Q 免疫動物(Host,Source)とは?

A

抗体を作らせた動物を指しています。抗体を作製する場合,動物に抗原を投与し,抗体を作らせます。二次抗体を選択する際に重要な点となります。例としてマウス,ラット,ウサギ,ヤギなど。

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Q 交差性(Reactivity,Specificity)とは?

A

メーカーで,抗体が反応する事を確認した動物種の事です。抗原の配列および構造が同一または類似している場合は,抗原種以外にも反応することがあるため,「抗原種」とは区別して使われます。一般的に,配列が同じペプチドや化合物,HisタグやGFPタグなどに対する抗体は,動物種に関わらず使用できます。

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Q 適用(Application)とは?

A

その抗体が使用可能な実験用途の事で,メーカーごとに保証されている用途(適用)が異なります。例として下記のような実験用途があります。ご使用予定の実験手法に合わせてお選び下さい。

  • 免疫組織染色法(Immunohistochemistry:IHC)
    使用する試料の切片がパラフィン包埋切片か,凍結組織切片(frozen)かを区別して記載されている場合もあります。
  • 免疫細胞染色/免疫蛍光染色(Immunocytochemistry:IC/Immunofluorescence:IF)
  • 免疫沈降(Immunoprecipitation:IP)
  • フローサイトメトリー(Flow cytometry :FCM)
  • ELISA
  • ウエスタンブロッティング法(Western blotting:WB)
  • 中和抗体法(Neutralization assay)

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Q 標識(Label,Conjugate)とは?

A

ほとんどの抗体製品は未標識で販売されていますが,抗原に結合した抗体を顕微鏡やフローサイトメトリーなどで検出するために,抗体に蛍光色素や酵素,ビオチン,金コロイドなどが標識されている場合があります。

検出する方法に応じて標識をお選び下さい。

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Q 性状とは(Product form,Purification)とは?

A

抗体はハイブリドーマの培養上清や,ハイブリドーマを移植した動物の腹水(Ascites),抗体を含む動物の血清(Serum),またはこれらを精製した状態(Purified / Affinity purified)で提供されます。

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Q クラス(Ig class,Isotype)とは?

A

哺乳類の免疫グロブリンには,性質や構造の異なる5種類のクラス(IgM,IgG,IgA,IgD,IgE)があります。IgGとIgAにはそれぞれサブクラスがあります。

一方,鳥類の血清および卵黄で作られる主要な抗体はIgY(Immunoglobulin Yolk)であり,哺乳類のIgGと同じような機能を果たします。

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Q クローン(Clone)とは?

A

モノクローナル抗体に個々に付与されている番号です。基本的に,同じクローン番号の抗体は同じ反応性を示します。

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Q 吸収処理(Absorption)とは?

A

二次抗体に行われる,イムノグロブリンの吸収処理の事です。二次抗体は特定のクラスのイムノグロブリン(例:Anti-IgG, Mouse)に対して結合しますが,目的とする動物種以外のイムノグロブリンや抗血清で吸収処理を行うと,非特異的な結合を抑える事ができます。

他の動物種由来のイムノグロブリンの存在が影響を及ぼす実験の場合には,吸収処理された抗体をお選び下さい。

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Q どのようにして目的の抗体を検索すればいいですか?

A

■検索のヒント1.

下記のケースを参考にして,検索して下さい。

ケース1.ヒト組織のCD4を免疫組織染色できる抗体が欲しい。

ケース2.マウス由来の培養細胞中のβ-Actinの局在を蛍光染色で観察できる抗体が欲しい。

ケース3.Anti-CD4,Rabbit-Poly(クラス:IgG)に使用できる,免疫組織染色に使用できる酵素標識二次抗体が欲しい。


ケース1.探している抗体:ヒト組織のCD4を免疫組織染色できる抗体

抗体検索
  1. 製品検索欄にキーワード:「CD4」と英語と数字で入力
  2. 交差性:「Human(ヒト)」を選択
  3. 適用:「免疫組織染色(IHC)」を選択
  4. 検索区分:「抗体製品」を選択
  5. 検索をクリック

ケース2. 探している抗体:マウス由来の培養細胞中のβ-Actinの局在を蛍光染色で観察できる抗体

抗体検索
  1. 製品検索欄にキーワード:「beta Actin」と英語で入力
  2. 交差性:「Mouse(マウス)」を選択
  3. 適用:「免疫細胞化学(IC)」または「免疫蛍光法(IF)」を選択
  4. 標識:使用したい蛍光色素を選択(蛍光標識二次抗体を使用する場合は,未標識でも可)
  5. 検索区分:「抗体製品」を選択
  6. 検索をクリック

お手持ちの蛍光顕微鏡のフィルターセットに合わせて波長の色素をお選び下さい。


ケース3.探している抗体:Anti-CD4,Rabbit-Poly(クラス:IgG)に対して使用できる,免疫組織染色用の酵素標識二次抗体

抗体検索
  1. 製品検索欄にキーワード:「IgG」と英語で入力
  2. 交差性:「Rabbit(ラビット)」を選択
  3. 適用:免疫組織染色(IHC)を選択
  4. 標識:アルカリホスファターゼ(AP),またはペルオキシダーゼ(HPR)を選択
  5. 検索区分:「抗体製品」を選択
  6. 検索をクリック

■検索のヒント2.

  • 目的に合わせて,在庫順,価格順などで並び替ええをすると便利です。
  • ローマ数字は算用数字にして検索する(例:Ⅲ→3)
  • ギリシャ文字を英語にして検索する(例:β→beta)
  • 似た因子名の抗体も検索結果に出てしまう場合(EGFに対する抗体を探したいが,EGF Receptorも検索結果に出てしまう,など)not 検索を利用すると,その文字列を含む結果が除かれるため,絞込みに便利です。
    検索例)キーワード:「EGF not Receptor not EGFR」と入力する

■検索のヒント3.

  • 標識や適用などの条件を減らして検索する。
  • その抗原の別名(例:-FGF Receptor 2→FGFR2)でも検索する。

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