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StemCulture社 StemBeadsに関するFAQ

掲載日情報:2017/09/01 現在Webページ番号:80573

StemCulture社 StemBeadsに関するFAQ

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Q-1. StemBeadsを増殖培地に添加して使用したところ、培地の色が通常よりも黄色に見えますが、問題ないでしょうか。
A-1. StemBeadsの使用により、培地交換の頻度が少なくなったため、培地中のpH変化によってインディケーターの呈色が起こり、培地が黄色に見えてきます。こうした培地の色変化は、細胞の成長、増殖、分化などに影響ありません。培地の色変化を避けたい場合には、細胞数を少なめに播種することをお勧めします。StemBeadsは、細胞数が少ない場合でも問題なく作用します。

Q-2.培養を終了しようとしたところ、培地に添加したStemBeadsが細胞やコロニーに付着している様子が見られましたが、問題ないでしょうか。
A-2. StemBeadsからは、約7日間FGF-2 / EGF / Activin-Aが徐放されます。培養を終える頃にStemBeadsが残っていても、それらはすでに徐放能を失っています。また、StemBeadsは生分解性のため、細胞に悪影響を及ぼす心配もなく、時間とともに消失します。

Q-3. StemBeadsの使用により、どのくらい時間を節約できますか?
A-3. 細胞の培養において、毎日培地交換をしている場合、StemBeadsの使用によって、培地交換が1週間に2回で済みます。これは65%以上の時間を節約できる計算になります。StemBeads Activin-Aの場合は5日に1回の培地交換で済み、80%の時間節約になります。

Q-4. StemBeadsはどのような種類の細胞に使用できますか?
A-4. StemCulture社では、現在までにヒト多能性幹細胞(ESC、iPSC)(StemBeads FGF2 / Activin-A)や、ヒトおよびマウスの神経幹細胞(StemBeads FGF2およびEGF)での使用を確認しています。そのほかにも、FGF-2 / EGF / Activin-A依存性の細胞(MSCs、腫瘍細胞、その他の細胞株)であれば、使用できると考えられます。

Q-5. StemBeadsから放出されるFGF-2 / EGF / Activin-Aの濃度はどのくらいですか?
A-5. StemBeadsは、放出されるFGF-2 / EGF / Activin-Aが培地中で10 ng/mlになるよう調製されています。
安定したFGF-2 / EGFの徐放は3日間、Activin-Aの徐放は5日間持続します。

Q-6. 残存したStemBeadsやFGF-2 / EGF / Activin-Aを完全に除去したいです。どのような操作を行えば除去できますか?
A-6. PBSや培地により1度洗浄するだけで、ほぼ全てのStemBeadsや徐放されたFGF-2/ EGF/ Activin-Aを除去できます。

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