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[掲載日情報:2017/02/15 現在]

LC-MS/MS MRM(SRM)によるタンパク質質量分析ツール「MRMplus」製品 新着情報

新着情報

製品案内

LC-MS/MS MRM(SRM)によるタンパク質質量分析として下記製品の取り扱っております。

本製品は研究用です。臨床用途には使用できません。
本製品は九州大学生体防御医学研究所分子医科学分野中山敬一教授の研究成果を元に製品化されました。
mTRAQはAB SCIEX社の製品です。


MEMO

MRM (SRM)とは


Multiple Reaction Monitoringの略で質量分析によるタンパク質定量法の1つです。測定にはトリプル四重極型のLC-MS / MSを用います。MRM(SRM)では,特定のペプチド固有の質量と部分質量の組み合わせ(MRMとトランジション)を設定し,選択的にペプチドを定量することが可能です。目的タンパク質に特異的な配列のペプチドのMRMトランジションを内部標準と共に測定し,比較することでそのタンパク質の定量が可能です。


LC-MS / MS MRM (SRM)によるタンパク質質量分析の概念図

図

MRMplus Standard Peptides ターゲット検索システム

専用の検索システムより,約9,000種類のヒトタンパク質に対する約50,000種類のMRMplus Standard Peptidesを含むペプチドの取り扱いを検索することができます。
ご利用には事前登録が必要になります。依頼フォームの備考欄に「MRMplus専用システム登録希望」と記載下さい。

MRMplus Standard Peptides 依頼フォーム

MRMplus Standard Peptides専用の依頼フォームをご用意致しました。
測定対象のタンパク質に対するMRMplus Standard Peptidesの検索方法や注文方法,その他ご質問など承っております。

MRMplus Standard Peptides 専用注文書

専用の注文書をご用意致しました。
MRMplus Standard Peptides注文時に専用注文書に必要事項をご記入の上,受託・特注品業務担当(jutaku@funakoshi.co.jp)へメールに添付してお送りください。

Q & A ~MRMについて~

QMRM ってなんですか?
  
A
  
    

Multiple Reaction Monitoring の略で,質量分析によるタンパク質の定量方法として有望視されてきている方法です。細胞ライセートなどをトリプシンなどで消化してペプチドサンプルを調製し,質量差を持たせた測定したいタンパク質の内部標準と混合して測定することで,そのタンパク質を定量することができます。

  


Qタンパク質の定量だったらELISA で間に合ってます。
  
A
  
    

MRM の特長として多因子を同時に測定することが可能な点が上げられます。質量分析装置のスケジュール測定モードを使用することで1 回の測定で数百種類のタンパク質を同時に測定することが可能です。

    

これによりパスウェイ単位でのプロファイリングなど,これまでゲノミクスなどで行われてきたアプリケーションをタンパク質レベルで行うことができます。

    

また,ELISA の場合,抗原に対してペアで使用できる抗体がないと測定できませんが,そのような場合でもMRM であれば抗体を用いないので,測定できる場合もあります。また,質量分析ゆえ高感度で,ダイナミックレンジが広いことも特長です。

  


Q絶対定量って?
  
A
  
   

サンプル中に何分子のターゲットが存在するかを厳密に定量することを絶対定量といいます。絶対定量には純度の高いペプチドでアミノ酸解析済みのグレードが必要となり,また,サンプルの調製方法や,各工程におけるサンプルのロスなどの評価を厳密に行う必要があります。

  


Q質量分析ってハードル高そう・・・
  
A
  
    

質量分析装置は物理や化学の分野のカラーが強く,データも顕微鏡や吸光データなどに比べると直感的にイメージできないためわかりにくいという側面や,抗体を用いた手法とは異なるアプローチで測定するため原理を把握しにくいという側面があり,とっつきにくい印象は確かにあります。

    

しかし,抗体を使用しないということは,裏を返せば得られるデータは抗体のロット間差や,エピトープに対する特異性などに左右されない,いわゆる「ブラックボックスの少ない」データで,別のアプローチで生命現象を解釈できることが利点としてあげられます。

    

抗体を用いていて何らかの問題に遭遇した場合に一つの選択肢として検討する手法になりうると考えられます。

  


Q & A ~MRMplus Standard Peptides について~

Qターゲットのペプチドを探したいんだけど・・・
  
A
  
    

専用の検索サイトをご用意しました。また,弊社受託特注品業務担当にお問い合わせいただいて,弊社にてお探しすることも可能です。

  


Q見積もり時に配列って教えてもらえるの?
  
A
  
    

あいにく,お見積もり時には配列は公開しておりません。ご購入後の開示となります。

  


Q1 つのターゲットに複数のペプチドがあるけど,どれを選べばいいの?
  
A
  
    

リストに[Rank] という列があり,上からアイソフォーム特異性が高い,イオン化しやすいペプチドを優先してリストアップしています。基本はリストの上から選んでいただくことをお勧めしますが内在性のリジン,アルギニンの有無や,リン酸化部位の有無,SNP に起因するアミノ酸置換の有無の情報もリストに含まれますので,研究内容に応じてあわせて考慮してお選びください。

  


Q同位体標識されていますか?
  
A
  
    

MRMplus Standard Peptides は同位体標識はされていません。本製品はmTRAQ 試薬(AB Sciex 社)で標識することが前提となる製品です。製品ご購入時に供給されるパラメーターもmTRAQ 標識後のデータとなります。

  


Qライセンスは必要?配列情報は公開していいの?
  
A
  
    

本製品は研究目的に限り,特にライセンス契約などは必要ありません。ご購入時にペプチドの配列も開示されますがこちらについては論文などで公開いただくことに関しては制限はありません。※商用目的の場合はお問い合わせください。

  


Qヒト用だけどマウス,ラットなどのサンプルも測定できるの?
  
A
  
    

残念ながら,ヒト用に最適化されているため,他の動物種での使用は保証されておりません。

  


Q & A ~MRMplus Retention Time Marker について~

QScheduled-MRM ってなんですか?
  
A
  
    

質量分析装置は通常MRM 解析を行っている間指定したMRM トランジションを測定し続けています。しかし測定する対象が多くなると1 つの対象に割ける測定時間が短くなり正確性が下がります。イメージとしてはたとえば,監視カメラを複数設置して監視する場合,カメラの数が多いと侵入者を見逃してしまうかもしれません。

    

質量分析装置にはスケジュール測定機能がついているものがあり,ある特定の時間に特定のMRM トランジションを測定するという設定ができます。特定の時間では少ない対象に集中して解析できるため正確性があがります。

    

このようにスケジュール機能を用いてMRM を行うことをScheduled-MRM と呼び,多くの因子を1 回の測定で解析することが可能になりました。

  


QMRMplus Retention Time Marker ってなんで必要なの?
  
A
  
    

スケジュール機能を使用する場合,測定対象がLC の保持時間(リテンションタイム)のどのあたりに来るかを把握し,パラメーターとして入力する必要があります。しかし,LC での保持時間は使用するカラム,気温,または測定を行うオペレーターなどによって大きく変化します。したがって以前に設定した保持時間で再度測定を行った場合,対象因子のピークを逃してしまうかもしれません。

    

ちなみに,各対象因子の相対的な保持時間は条件が変化しても一定であることがわかりました。MRMplus Retention Time Marker と測定対象ペプチドの相対位置をあらかじめ把握しておけばMRMplus Retention Time Marker の実測保持時間から測定対象ペプチドの保持時間が予測できます。MRMplus Standard Peptides にはMRMplus Retention Time Marker との相対保持時間情報(Segment 情報と呼ばれます)が含まれています。

    

  


QSegment 情報から予測保持時間に変換するのはどうするの?
  
A
  
    

RTimeToSegment.exe という専用ソフトで簡単に変換可能です。

  


QRTimeToSegment.exe って高いんでしょう?
  
A
  
    

無料です。

  


Q & A ~Proteomics Sample Preparation Kit for Cultured Cell について~

Q組織サンプルや,血液サンプルには使用できるの?
  
A
  
    

あいにく,培養細胞サンプルのみでの使用が検証されています。一部の組織では使用が可能な場合もありますが保証しておりません。

  


Q他に必要なものはある?
  
A
  
    

サンプル調製時の超音波破砕装置や,-65℃での使用が可能な凍結乾燥機(ない場合はSpeedVacなどを加温なしで使用できる場合もあります),スイングローター式の遠心分離機などが必要です。

  


お問い合わせ先(受託・特注品業務担当)

製品情報は掲載時点のものですが、価格表内の価格については随時最新のものに更新されます。お問い合わせいただくタイミングにより製品情報・価格などは変更されている場合があります。

表示価格に、消費税等は含まれていません。一部価格が予告なく変更される場合がありますので、あらかじめご了承下さい。

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