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革新的な技術をいち早く製品化(Idylle社)

掲載日情報:2023/07/03 現在Webページ番号:70528

Frontiers

Vol.92  革新的な技術をいち早く製品化

Idylle社は、フランスのパリに拠点を置き、大学や研究機関で発明された革新的な研究技術を製品化している会社です。
今回は、CEOのDr. Mathieu Grisoliaにお話を伺いました。

Idylle社CEOのDr. Mathieu Grisoliaの写真

Dr. Mathieu Grisolia(CEO)

Idylle社について

Idylle社は、2019年にフランス国立科学研究センター(CNRS)とライフサイエンス技術のスタートアップスタジオであるQuattrocentoによって設立されました。Idylle社は、「優れた研究者が発明した研究用ツールによって研究を変化・加速できる」と信じ、研究者が発明した技術を研究用試薬として製品化する開発プラットフォームを構築してきました。そして、これらの製品を世界中の研究者のために製造し、お届けしています。


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製品開発について

製品開発の一例として、Dr. Thomas Daubonの技術をもとに開発したスフェロイド培養用キットの製品化の過程について紹介します。Dr. Daubonは脳腫瘍研究を進める中で、スフェロイドに成長する細胞を標準化する技術を開発しました。この技術は元々自身の研究のために開発した技術でしたが、他のがん研究にも使用できると考えたDr. Daubonは、私たちに相談を持ちかけ、私たちは2か月足らずで最初の試作品を作製しました。その後、試薬の製造方法を規格化し、実験を容易にする特殊な形状の96ウェルプレートと珍しい形のピペットチップを構築しました。このキットは複数の研究者に試用していただいており、今後、得られたフィードバックを元に製品のさらなる改良を検討する予定です。
現在、試料調製からイメージングに至るまで、様々なライフサイエンス実験のワークフローに対応した新製品を毎月1つ発売しています。プローブ、タンパク質、界面化学および小型デバイスによるバイオイメージングに注力しており、現在販売しているEversparkやStampwell、Stencellはその一例です。

スフェロイド培養用キット開発者のDr. Thomas Daubonの画像

Dr. Thomas Daubon
Institute of Cellular Biochemistry and Genetics(IBGC, France)


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製品ラインナップ


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日本の研究者の皆様へ

会社名のIdylleとは英語でIdyll、つまり研究者と私たちの素晴らしい関係を意味します。私たちの製品を設計、試験、使用し、改良する研究者のおかげで、私たちは日々ひらめきを受け、より研究の役に立つ製品を開発すべく仕事に取り組んでいます。 フナコシとのパートナーシップにより、日本の研究者の皆様とも同様にこの「Idyll」を築けることを願っています。私たちの製品をぜひお試し下さい。使用した実験内容や結果についてのフィードバックをお待ちしています。
Idyll:牧歌、田園風景、平和で誰もが幸せな場所・経験

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お問い合わせ先

(テクニカルサポート 試薬担当)

reagent@funakoshi.co.jp

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