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ハワード・ヒューズ医学研究所で開発された明るくて光安定性の高い蛍光色素 Janelia Fluor Dyes(Hello Bio社)

掲載日情報:2023/02/20 現在Webページ番号:70480

Janelia Fluor Dyeは、蛍光強度が高く、光安定性および細胞透過性に優れた蛍光色素で、各種超解像顕微鏡(Super Resolution Microscopy, SRM)、共焦点顕微鏡、免疫蛍光染色、各種タグシステムなどに適しています。また、生体分子とのコンジュゲーションに必要なさまざまな反応基を持つ製品が用意されています。

米国ハワード・ヒューズ医学研究所ジャネリアリサーチキャンパスからのライセンスに基づき販売しています。
Hello Bio社の高品質な検証済み抗体(ValidAb)はこちらからご覧頂けます。
本製品は研究用です。研究用以外には使用できません。


CiteAb2023「Researchers' Choice」受賞

Hello Bio社は、メーカー横断での抗体等の検索ツールを提供しているCiteAb社主催の2023 CiteAb Awardsで「Researchers' Choice」を受賞しました。2021年、2022年の「Highly Commended」に続く、3年連続のCiteAb Awards受賞です。

特長

  • 高い蛍光強度を示します。
  • 光安定性と細胞透過性に優れています。
  • 汎用される既存の蛍光色素と波長の互換性があります。
  • NHS標識やクリックケミストリーなどに適用できる反応基を有する製品があります。

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主要アプリケーション

  • 超解像顕微鏡(dSTORM、STEDなど)
  • ライブセルイメージング
  • 共焦点顕微鏡を用いた蛍光測定
  • 免疫細胞化学、各種のタグシステムなど、その他一般の蛍光色素を使用する基本的手法や分析方法

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Janelia Fluor Dyeのラインナップ

商品コードをクリックすると価格表をご覧いただけます。

商品名
構造式
励起波長/蛍光波長 M.W. 主要アプリケーション以外の用途例 商品コード
Janelia Fluor 525, free acid

Janelia Fluor 525, free acidの化学構造式
525 nm/549 nm 526.44
  • Janelia Fluor Dyeを用いた多重染色(2色イメージング)
#HB7173
Janelia Fluor 525, SE

Janelia Fluor 525, SEの化学構造式
525 nm/549 nm 623.51
  • 分子内のスクシンイミジルエステル(SE)を介した第一級アミンの標識
  • Janelia Fluor Dyeを用いた多重染色(2色イメージング)
#HB8455
Janelia Fluor 549, Azide

Janelia Fluor 549, Azideの化学構造式
549 nm/571 nm 654.71
  • 分子内のアジド基を利用するクリックケミストリー
  • フローサイトメトリー
  • TMRやCy3の2倍とされる蛍光強度の利用
#HB7988
Janelia Fluor 549, Tetrazine

Janelia Fluor 549, Tetrazineの化学構造式
549 nm/571 nm 623.66
  • 分子内のテトラジン反応性ハンドルを利用した銅イオンフリーのクリックケミストリー
  • 初代神経細胞において非天然アミノ酸を生体直行型反応で標識し、目的のタンパク質に直接結合させる手法
#HB7228
Janelia Fluor?549, free acid

Janelia Fluor?549, free acidの化学構造式
549 nm/571 nm 568.5
  • フローサイトメトリー
  • TMRやCy3の2倍とされる蛍光強度の利用
#HB8745
Janelia Fluor 549, SE

Janelia Fluor 549, SEの化学構造式
549 nm/571 nm 551.5
  • 分子内のスクシンイミジルエステル(SE)を介した第一級アミンの標識
  • フローサイトメトリー
  • TMRやCy3の2倍とされる蛍光強度の利用
#HB7336


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使用例


ラット脳水平切片を抗GFAP抗体で染色した写真

図. 抗GFAP抗体(#HB8267)とJanelia Fluor 525, SE(#HB8455)標識二次抗体を用いたラット脳水平切片の免疫蛍光染色像
放射状に広がるGFAP(黄緑色)と繊維状のNeurofilament L(赤色)が観察された。淡青色の円形は核を示す。
(画像右下のスケールバーは10 μm)

使用試料・抗体:

  • 試料:ラット脳水平切片
  • 1)一次抗体:抗GFAP抗体、ValidAb(#HB8267
      二次抗体:Janelia Fluor 525, SE(#HB8455)標識ヤギ抗マウス抗体(黄緑色)
  • 2)一次抗体:抗NF-L抗体、ValidAb(#HB7266
      二次抗体:DyLight488標識ヤギ抗ウサギ抗体(赤色)
  • 核染色:DAPI(#HB0747、淡青色)



HeLa細胞を抗β-tubulin抗体で染色した写真

図. 抗β-tubulin抗体とJanelia Fluor 549, SE(#HB7336)標識二次抗体を用いたHeLa細胞の免疫蛍光染色像
HeLa細胞内で、DAPIで染色された核の外側にβ-tubulin(橙赤色)、その外側にFITC Phalloidinが結合したF-actin(黄緑色)が観察された。
(画像右下のスケールバーは5 μm)

使用試料・抗体:

  • 試料:HeLa細胞
  • 一次抗体:抗β-tubulin抗体(
     二次抗体:Janelia Fluor 549, SE(#HB7336)標識ヤギ抗マウス抗体(緑)
  • F-actin染色:FITC Phalloidin
  • 核染色:DAPI(#HB0747、淡青色)



Hello Bio社のJanelia蛍光色素でラット脳のGFAPを染色した像

図. 抗GFAP抗体(#HB8267)とJanelia Fluor 549, SE(#HB7336)標識二次抗体を用いたラット脳水平切片の免疫蛍光染色像
放射状に広がるGFAP(橙赤色)と繊維状のNeurofilament L(緑色)が観察された。淡青色の円形は核を示す。
(画像右下のスケールバーは10 μm)

使用試料・抗体:

  • 試料:ラット脳水平切片
  • 1)一次抗体:抗GFAP抗体、ValidAb(#HB8267
      二次抗体:Janelia Fluor 549, SE(#HB7336)標識ヤギ抗マウス抗体(橙赤色)
  • 2)一次抗体:抗NF-L抗体、ValidAb(#HB7266
      二次抗体:DyeLight488標識ヤギ抗ウサギ抗体(緑色)
  • 核染色:DAPI(#HB0747、淡青色)



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お問い合わせ先

(テクニカルサポート 試薬担当)

reagent@funakoshi.co.jp

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