DrummondとフナコシのHistory

世界初の電動式ピペット吸引器「PipetAid」を開発したDrummond社の成り立ちや,フナコシ株式会社との歴史についてご紹介します。

<第1話>フィラデルフィアから世界へ

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今から65 年前の1948 年,フィラデルフィア市ランカスター通りに,ペンシルバニア大学向けの動物用ケージ製造・販売会社が設立されました。これがDrummond Scientific Company の始まりです(左写真)。その後,ガラスマイクロピペットの製造技術法を確立し,高品質なガラス毛細管を大量かつ安価に製造することに成功しました。

当時はまだピペットマンなどは無い時代でした(最初のエッペンドルフピペットの発明は1958 年,続くギルソンピペットマンは1978 年)。マイクロリットル容量に限らず,液体試料の取り扱いは,容量目盛りをつけたガラス(マイクロ)ピペットを用いて口で吸引・排出をしていました。

それから25 年後の1973 年,Drummond 社のJim Kenney 氏は,ペンシルバニア大学で勤務していた同氏の交際相手(現在の奥様)がメスピペットやホールピペットなどを使用する際に口で吸い上げている姿を見て,もっと安全に,すばやくピペット操作ができないかと考えていました。それが世界初の電動式ピペット吸引器具「Pipet Aid」開発のアイデアになりました。



<第2話>ピペットエイドの開発秘話

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1970 年代,Drummond 社は日本から小型ポンプを輸入してアメリカ国内で販売していました。

この時代のポンプは液体を排出するだけの機能でしたが,1973 年9 月,Drummond 社のJim Kenny 氏は,これを改造して吸引と排出の両方を行えるポンプを開発しました。同時に,ピペットを取り付けて手で持つためのハンドル部分や,流速をコントロールするためのバルブボディを開発し,ここに最初のピペットエイドが完成しました(上記写真)。

当初はハンドル部分を手作業で製造していましたが,近い将来,必ずピペットエイドが大ヒットすると予想したKenny 氏は,プラスチック成型の金型や自動化機器などの設備投資を行いました。これは当時のDrummond 社にとって非常に大きな賭けでしたが,この投資によって大量生産が可能となり,安価な価格で販売を開始することができました。



<第3話>日本へ輸入開始!

DrummondとフナコシのHistory

1974 年,Drummond 社は世界初の電動式ピペット吸引器「PipetAid」を科学雑誌に広告掲載しました。

その広告を見てすぐに連絡をとった結果,当社の前身であるフナコシ薬品株式会社が輸入総代理店としてDrummond 社製品を取り扱うことができるようになりました(上記写真)。当時の主力製品は,ガラス製毛細管(マイクロピペット)やヘマトクリット毛細管,マイクロディスペンサーなどで,この時点では「Pipet Aid」が後に大ヒット商品となることは知るよしもありませんでした。

翌1975 年に,日本向け製品第一号の「Pipet Aid」が出荷されました。Drummond 社との約束により,フナコシ薬品株式会社が,販売だけではなく修理全般も対応することで,多くの研究者の皆様に安心して「Pipet Aid」をお使いいただけるようになりました。



<第4話>ピペットエイド 世界のスタンダードに

DrummondとフナコシのHistory

ピペットエイドは機種を増やしながら,全世界で販売されベストセラー商品となりました。

現在でも,オリジナル・ピペットエイド(モデルPA-100)の販売を継続するとともに,汚染防止用フィルターを内蔵したPA-200とPA-300 も追加されました。また,コードレスタイプであるPA-400 を発売したことで,ピペットエイドの名が一気に全世界に広がりました。

ポータブルシリーズは,ピペットエイドの代名詞となったXP モデルのほか,新モデルのXP2,エルゴノミクス対応のXL とラインナップを増やしています。さらに,フード内専用の固定タイプHood Mateも加え,全部で8 種類のモデルがラインナップされていますが,これらはお客様からの要望をもとに開発されてきました。

ポンプの品質を向上させ,信頼性を高めるなど,日々努力を続けています。


ドラモンド・ピペット・エイドPAシリーズについてはこちらをご覧下さい



<第5話>Drummond 社から日本のお客様へのメッセージ

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1973 年のピペットエイドの発明から40 年間に渡り,ピペットエイド・シリーズをご愛顧いただきありがとうございます。

Drummond社は,会社の設立当時から製品の信頼性や耐久性の向上を常に目指しており,この姿勢は今後も変わることはありません。また,バッテリーやフィルターの交換など,実際にご使用になるお客様が簡単に行えるように,ウェブサイトに説明ビデオを掲載し,(当社注:フナコシウェブでもご覧いただけます)全ての修理パーツをお客様ご自身での修理用に販売しています。

もちろん,フナコシ株式会社にも,永年の経験と情報の蓄積がありますので,どのようなことでもご遠慮なく,ご相談いただければと思います。

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