SRfluorはMolecular Targeting Technologies社が独自に開発したスクアレインロタキサン系の赤色蛍光色素です。Cy色素やAlexa Fluor(R)色素よりも蛍光強度が高く,安定性に優れています。遠赤外領域にシャープなスペクトルを有しており,in vivoイメージングにも有用です。
- Cy5,Alexa Fluor(R),ATTO色素と比較して,約5~20倍高い蛍光強度を示します。安定性に優れ,退色も少なくなっています。
- 広いpH範囲(pH 2~12)で高い安定性を示します。
- 抗体やタンパク質の標識用に官能基修飾を施した製品,細胞内の脂溶性構造に結合するプローブとして使用できる製品などがあります。
- 633~647 nmのレーザー光で励起でき,検出はCy5と同様のフィルターセットが使用できます。
※DMSOに溶解して使用します(DMSOは別途ご用意下さい)。
※Alexa Fluor(R)はLife Technologies社の登録商標です。

SRfluor 680-Phenyl(#SR-1001)を使用してA549細胞内の脂溶性構造を染色,観察した。脂肪滴が染色されている。

SRfluorで標識したE. coliと黄色ブドウ球菌をヌードマウスの後大腿筋に皮下注射し,CCDカメラで観察した。
(画像提供:Dr. Bradley Smith of University of Notre Dame)
本製品および他の蛍光色素における蛍光強度の変化各蛍光色素に200 Wのキセノンアーク燈を10分間連続的に照射し,蛍光強度の経時的な変化を測定した。他の蛍光色素に比べて,本製品では退色しにくいことがわかる。
| 品名 | 波長(nm) | 製品説明 | 商品コード |
| 励起 | 蛍光 |
| SRfluor,680-Phenyl | 650 | 678 | 生細胞内の脂溶性構造(小胞体,脂肪滴など)に結合するプローブとして使用できる。細胞の増殖には影響しない。 | SR-1001 |
| SRfluor,680-Carboxylate | 650 | 678 | カルボキシル基を有する。ペプチド,タンパク質,抗体などのアミノ基と反応して標識する。 | SR-1002 |
| SRfluor,680-Maleimide | 641 | 664 | マレイミド基を有する。ペプチド,タンパク質,抗体などのチオール基と反応して標識する。 | SR-1004 |
| SRfluor,680-NHS Ester | 649 | 670 | NHSエステル基を有する。ペプチド,タンパク質,抗体などの一級アミンと反応して標識する。 | SR-1005 |
| SRfluor,680-Azide | 649 | 674 | アジド基を有する。クリックケミストリー反応によりアルキン基を有する生体分子や試薬を標識する。 | SR-1006 |
| SRfluor,680-Alkyne | 649 | 673 | アルキン基を有する。クリックケミストリー反応によりアジド基を有する生体分子や試薬を標識する。 | SR-1007 |