バクテリア(Flavobacterium heparinum)由来のグリコサミノグリカン切断酵素です。いずれの酵素も活性*を確認しており,0.22 μm フィルターでろ過滅菌済みです。 *活性単位(IU):25℃でそれぞれの基質(ヘパリンまたはヘパラン硫酸)を毎分1 μmol 切断する酵素活性。 Heparinase I ヘパリンとヘパラン硫酸 S-ドメインを切断する酵素です。N-硫酸化グルコサミン(GlcNSO3) -2-O-硫酸化イズロン酸(IdoA, 2SO3)間のグリコシド結合を切断除去します。IdoA, 2SO3 分子は I 型ヘパリナーゼ活性に必須で,一方GlcNSO3 分子は酵素活性を促進します。I 型ヘパリナーゼの切断部位であるこの二糖は,ヘパリン分子中には多く見られますが,ヘパラン硫酸では硫酸化部位(S-ドメイン)にのみ存在します。そのため I 型ヘパリナーゼは,ヘパラン硫酸中の S-ドメインの分布やヘパラン硫酸の機能における S-ドメインの役割の解析等に有用です。 | Heparinase II ヘパリンとヘパラン硫酸を切断する酵素です。N-硫酸化/N-アセチル化グルコサミン-グルクロン酸/イズロン酸間を切断します。II 型ヘパリナーゼはウロン酸/グルコサミン分子が O-硫酸化していても糖鎖切断が可能な,広い活性を有する酵素です。 | Heparinase III ヘパラン硫酸の硫酸化の低い部位(NAc ドメイン)に働く酵素で,硫酸化度の高い S-ドメインやヘパリンはほとんど切断しません。III 型ヘパリナーゼが最も高い切断活性を示すのは N-硫酸化/N-アセチル化グルコサミンとグルクロン酸(GlcNAc/GlcNSO31-3GlcA)が結合した糖鎖です |
Chondroitinase B デルマタン硫酸を切断する酵素です*。 *活性単位(IU):37℃でデルマタン硫酸を切断し,毎分 1 μmol のΔ(4, 5) hexuronate を放出する酵素活性。 |