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株式会社蛋白科学研究所

標的タンパク質の活性を阻害するペプチドの設計受託サービス

長いポリペプチド鎖で構成されるタンパク質分子内には,センスペプチド・アンチセンスペプチドとして相互に対応するアミノ酸配列が散在し,アンチセンスホモロジーボックス(AHB)と呼ばれます。AHB は相互反応を起こし,高次構造の形成と維持に重要な働きをしていると考えられています1 。この理論により,タンパク質の構造や活性に関わる部分に対応する相補性ペプチドを設計合成して作用させるとタンパク質の機能抑制が可能となります。
株式会社蛋白科学研究所では標的ペプチドに対応する相補性ペプチドを設計合成するコンピュータプログラムMIMETIC2 を独自に開発することに成功しました。MIMETIC で設計合成したペプチドの約30%は標的タンパク質の機能を抑制することが期待されます。

■memo

■アンチセンスアミノ酸(Antisense Amino Acids)とは
アミノ酸をコードする3塩基配列からなるコドンに対するアンチコドンの塩基配列でコードされるアミノ酸です。アンチコドンを左右,どちらかから読んだ場合でもアンチセンスアミノ酸と呼びます。

■アンチセンスペプチド(Antisense Peptide)とは
標的ペプチド(センスペプチド)に対するアンチセンスアミノ酸で構成されているペプチドです。通常,ペプチド中の80%以上のアミノ酸がアンチセンスアミノ酸で構成されているものをアンチセンスペプチドと呼びます。

■相補性ペプチド(Complementary Peptide)とは
標的のペプチドに対して,疎水性パターンが逆の値になって相補性になっていること,対応する位置のアミノ酸側鎖の容積(bulkiness)が対応性でアミノ酸同士のα炭素が5オングストローム以内に接近できること,ペプチド骨格のバックボーン並列性(Backbone alignment)の一致性などを指標に設計したペプチドです。

■アンチセンスホモロジーボックス(Antisense Homology Box)とは
タンパク質分子内のアミノ酸配列が相互にアンチセンスペプチドとなっている部位は,平均すると約50アミノ酸の間隔をおいて散在していることが発見され,その様な部位は Antisense Homology Box(AHB)と命名されました。AHB 間で相互反応を起こし,高次構造の形成と維持に重要な働きをしていることが提唱されました1

■これまでに設計合成した相補性ペプチドの例

  1. HIV-1 逆転写酵素阻害ペプチド 3
  2. トロンボモジェリン機能阻害ペプチド 4
  3. アナフィラトキシンC5a を不活性化するペプチド 5, 6
  4. プロカルボキシペプチダーゼR 活性化を阻害ペプチド(特許出願準備中)

■受託サービス内容

標的タンパク質の機能を制御するペプチド候補を設計します。
  • タンパク質の標的部位として,以下のような部位が挙げられます。
    1. リガンド,レセプター,基質等との結合部位を構成している。
    2. アミノ酸置換実験等で活性の維持に重要な部位であることが示されている。
    3. 糖鎖修飾などを受けている部位を含まない。
  • 標的部位のペプチドは15〜20アミノ酸の長さが適当と考えられます。
  • 相補性ペプチド候補の設計には MIMETIC を用います。
  • タンパク質内の一つの標的ペプチドに対して,相補性ペプチド候補のアミノ酸配列10種類をご提供します。

■参考文献

■価格/ご注文

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[掲載日情報:2008/02/11 現在]

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