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オーピーバイオファクトリー株式会社 沖縄を中心とする生物資源ライブラリーおよび各種受託試験・分析

掲載日情報:2018/11/19 現在Webページ番号:80837

オーピーバイオファクトリー株式会社について

オーピーバイオファクトリー(三文字略称:OPB)では、沖縄県をメインフィールドとして生物資源ライブラリーを構築しています。海洋生物、陸上植物、海洋・陸上微生物、(放線菌、糸状菌、酵母、乳酸菌)、ヤブレツボカビ類、微細藻類を用いた、食品・製薬・エネルギー等、各種用途に沿ったライブラリーをご用意しております。また、各種受託試験・分析を承っております。お客様のご要望に沿った、定型化されていない試験・分析の、系の立ち上げ・提案を得意としております。

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オーピーバイオファクトリーが提供するサービス

素材収集

海洋・陸域素材の収集 海洋・陸域素材の収集

お客様のご要望に基づく海洋・陸域素材を収集・販売します。例えば「食歴がある海藻」や「特定の物質を含む貝」といったご要望も承ります。これらの素材は抽出物用のほか、微生物の分離源としてもご利用いただけます。
多様な海洋環境のほか、陸域での収集についてもご相談を承ります。

素材の伝承的利用情報データベース 素材の伝承的利用情報データベース

お客様の目的に沿った天然物素材の選択のために、沖縄を中心とした各地における、これらの素材の伝統的利用法(薬効、食歴)データを提供します。
OPB社では、沖縄を含む琉球列島を中心とした各地における天然物素材の伝統的利用法の情報収集を行っています。現在、1,341種類の天然物素材の薬効/食歴情報の利用が可能です。

ライブラリー関連受託

抽出物作製 抽出物作製

海洋由来の天然物素材とその抽出物を販売します。食歴のある海洋マクロ生物(海藻、魚介類など)を中心とした素材をご用意しています。 これらの素材は、凍結(もしくは熱風)乾燥後粉砕した粉体素材として保管しています。
お客様のご要望に応じた抽出物作製も承ります。例えば脂質や脂溶性色素、多糖類など、目的に応じた抽出物をご希望の場合にお申し付け下さい。

分画物作製 分画物作製

ご要望に応じた規格で、天然素材抽出物から分画物を作製し、販売します。また、作製した分画物ライブラリーを用いたスクリーニングもお引き受けします。
当社保有の抽出物のほか、お客様が保有する抽出物からの分画物の作製も承ります。分画は、液-液分配、液体クロマトグラフィー(HPLC)、天然物サンプル抽出用全自動HPLCおよびSPEコンビネーションシステムなどを利用して実施します。

スクリーニング・アッセイ

スクリーニング、アッセイ全般 スクリーニング、アッセイ全般

各種細胞形態観察試験(神経細胞の突起伸長を指標とした試験など)や各種酵素阻害、活性化試験市販のキットを用いた試験系の構築と実施が可能です。様々な試験系を実施できますので、詳細はお問い合わせ下さい。

抗菌アッセイ 抗菌アッセイ

グラム陽性/陰性細菌および真菌類(酵母、糸状菌)を検定菌とした抗菌・抗真菌試験です。抗菌・抗真菌活性を指標とし、活性化合物を含む抽出物・分画物を絞り込みます。お客様が指定する検定菌を用いた当社保有ライブラリーのスクリーニングをお引き受けします。また、お客様が保有する抽出物・分画物・化合物を用いた試験も承ります。

細胞毒性・細胞増殖抑制アッセイ 細胞毒性・細胞増殖抑制アッセイ

活性化合物スクリーニングのための細胞毒性試験をお引き受けします。下記の細胞株のほか、お客様指定の細胞株を用いた当社保有ライブラリーのスクリーニングも承ります。また、お客様が保有する抽出物・分画物・化合物を用いた試験も承ります。

LC-MSによる抽出物の化合物を介した生理活性推定 LC-MSによる抽出物の化合物を介した生理活性推定

特定の化合物が、対象とする抽出物/分画物に含まれるかを、LC-MSを用いて調べるサービスです。この方法により、特定の化合物が天然物素材に含まれるかを推定することができます。この方法は、特定の活性化合物を含む天然物素材を探したい場合に役立ちます。また、反対に、有毒成分など、望ましくない特定の化合物が対象素材に存在しない可能性を推定することができます。当社保有ライブラリーのほか、お客様が保有する抽出物/分画物の解析も承ります。

遺伝子発現解析 遺伝子発現解析

お客様のご要望に合わせ、対象細胞の化合物を始めとする各種刺激処理、細胞からのRNAの調製、遺伝子発現分析、目的に沿ったデータの解釈をお手伝いします。細胞の試験および細胞からのRNA調製をお客様の代わりに実施できることが、OPB社の特徴となっております。細胞実験施設をお持ちでないお客様にも、手軽に遺伝子発現解析をご利用いただけます。

メタボローム解析

お客様がお手持ちの試料の活性を代謝物レベルで解析します。機能性成分の効果は、まず遺伝子の発現変動が起こり、それがタンパク質に翻訳された後、代謝物の変化が起き、表現形に現れます。このうち遺伝子発現の変化をみるのが、遺伝子発現解析です。しかし、遺伝子発現が変化しても、表現形に変化が現れないことがあります。メタボローム解析は、代謝物の変動をみることができる技術です。この解析により、より表現形に近い部分での活性を明らかにすることができます。

化合物精製

化合物精製 化合物精製

天然物素材に由来する活性化合物は複雑な構造を持つことが多いため、その化学構造を決定するには、高度な経験と知識を要します。このような活性化合物の精製と、核磁気共鳴装置(NMR)や質量分析装置などを用いた構造決定を承ります。
当社では、これまで各種天然物素材(海洋マクロ生物、植物、微細藻類、微生物)から、様々な活性化合物を精製し、構造決定した実績があります。また、その過程において、新規化合物を発見し、構造決定も行っています。例えば、名古屋大学との共同研究により、海綿から神経突起伸長活性を持つPetrosiol A-Eを発見しました。
当社保有ライブラリーに含まれる活性化合物のほか、お客様が保有する天然物素材・抽出物からの活性化合物の精製と構造決定も承ります。

活性化合物の推定(既知化合物の推定)
活性化合物の同定(新規化合物の同定)
素材-化合物-機能性データベース 素材-化合物-機能性データベース

既知の機能性が分かっている化合物のデータベースと素材の成分分析の組み合わせにより、素材の機能性を迅速・安価に推定するサービスです。 素材の機能性を最短で推測できます。

大量培養

微生物の大量培養 微生物の大量培養

各種評価の後、目的とする活性成分などを特定するために、必要な素材抽出物を当社提携先と共同で作製し、再供給します。試験管からフラスコ、ミニジャーファーメンター、大型ジャーファーメンターまで、あらゆるスケールでの培養に対応します。
スケールアップ時の培養検討、成分の精製を目的とした抽出方法検討や成分の精製方法検討も承ります。

微細藻類の大量培養 微細藻類の大量培養

当社では、微細藻類株を独自の保存技術で維持しています。数Lから数千Lまで、お客様のご要望に応じたスケールで培養し、ヒットした微細藻類の培養物や抽出物を再供給します。
10 Lまでは滅菌培地を用いた無菌系での培養、500 Lまでは半開放系での実験室内培養、1,000 Lは屋外開放系での培養となります。
また、微細藻類株の無菌化、種同定、各種培養条件検討なども承ります。

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