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第39回日本分子生物学会バイオテクノロジーセミナー(ランチョンセミナー)のご案内

掲載日情報:2016/11/01 現在Webページ番号:80730

第39回日本分子生物学会にてバイオテクノロジーセミナー(ランチョンセミナー)を開催いたします。皆様のご来場をお待ちしております。

ランチョンセミナーのご案内

プログラムNo. BT16
日時 2016年11月30日(水)11:55~12:45
会場 第16 会場(パシフィコ横浜 会議棟 5F 501)

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ランチョンセミナーの概要

CRISPR/Cas9と長鎖一本鎖DNA による超簡単ノックイン法

演者:真下 知士 先生(大阪大学大学院医学系研究科附属動物実験施設/
大阪大学大学院医学系研究科共同研附属ゲノム編集センター)

(株)バイオダイナミクス研究所が開発した、長い一本鎖のDNA(long ssDNA)を作製する方法により、簡単にGFPや大きな遺伝子を効率的にノックインすることができるようになりました。今回は実例を交え、大阪大学大学院医学系研究科附属動物実験施設の真下先生にご紹介していただきます。

要旨:
次世代ゲノム編集CRISPR/Cas9により、さまざまな哺乳動物での遺伝子改変が可能になった。CRISPR/Cas9を受精卵に直接入れることで、非相同末端結合NHEJ により遺伝子をノックアウト、あるいは、相同組換えHDR により遺伝子をノックインすることができる。受精卵にマイクロインジェクションする代わりに、エレクトロポレーション法により、より簡便なゲノム編集動物の作製が可能である(Kaneko Sci Rep 2014)。しかしながら、哺乳動物の受精卵ではNHEJに比べてHDRの効率が低いため、GFPや大きなDNAサイズのプラスミドのノックイン効率は低い。我々は、長鎖一本鎖DNA(long single-stranded DNA: lssDNA)を用いるこ とで、GFPやfloxなどの大きなサイズのDNAフラグメントをより簡単、より効率的にノックインすることに成功した(Yoshimi Nat Commun 2016)。本セミナーでは、我々がこれまでに開発してきた最先端のゲノム編集技術、哺乳動物におけるゲノム編集のコツ、さらに、ゲノム編集により作製した最先端のヒト化動物について紹介する。

(株)バイオダイナミクス研究所 のLong ssDNA Preparation Kit を使用した一本鎖DNA(ssDNA) の調製法

(株)バイオダイナミクス研究所のLong ssDNA Preparation Kitを使用した一本鎖DNA(ssDNA)の調製法

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ランチョンセミナーへの参加方法

当日参加ご希望のお客様は、開催当日(11月30日) 7:30~11:00 に会議センター1階(予定)に設置されますバイオテクノロジーセミナー整理券配布デスクにて,先着順に配布されますので、こちらをご利用下さい(配布開始時間は各日7:30を予定しています)。

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お問い合わせ先

(テクニカルサポート 試薬担当)

reagent@funakoshi.co.jp

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