Northwest社 Malondialdehyde Assay Kit, NWLSS(#NWK-MDA01)のデータ解析方法

掲載日情報:2017/09/01 現在Webページ番号:80561

データ解析方法

Q-1. 3rd derivative analysis 法とは何ですか?

A-1. 複雑なバックグランドを示す試料でも、400〜700 nm の吸光度測定値を用いて解析を行うことで、より高精度な測定を可能にする方法です。

■ 参考文献
"Rapid, Sensitive, and Specific Thiobarbituric Acid Method for Measuring Lipid Peroxidation in animal Tissue, Food and Feedstuff Samples."
Botsoglou, N.A., J. Agric. Food Chem., 42:1931-1937 (1994).



Q-2. 解析方法を教えて下さい。

A-2.

  1. 以下の条件でスタンダードおよび試料の吸光スペクトルを測定し、Northwest社の測定見本を参考にして、csv形式のエクセルファイルとして保存します。
    測定波長:400〜700 nm
    スペクトルバンド幅:≦ 2 nm
  2. Northwest 社のデータ解析サイト にアクセスします。
    • Polynomial (M):3~5 の値を推奨。Derivative(d) 以上の値で、かつ Filter length(f) より小さい値を設定します。例:3
    • Derivative (d):2~4 の値を推奨。例:3
    • Filter length(f):吸光度データが 1nm 間隔の場合は 29 を指定し、2 nm の場合は 15 を指定します。例:29
    • Scale(s):計算結果を見やすくするもので、計算結果自体には影響しません。例:1000000
    • Load Local File:csv 形式の測定結果のファイルを指定します。下の Load Example File のチェックは不要です。
    • Range:400 nm~700 nm の吸光度を解析する場合、値の入力は不要です。このレンジ以外の吸光度データを解析する場合は、User defined range をチェックし値を入力します。
  3. Process ボタンを押すと解析が開始します。
  4. Calibration ボタンを押すと Derivative Spectroscopy Calibrator Assignment ページへ飛びます。
    • Calibrator value list に 0,1,2,3,4 を入力し、Assign ボタンを押します。
    • 対応するスタンダードの配置と濃度をチェックし、Calculate ボタンを押します。例として、C0-1 と C0-2 が 0 μM、C1-1 と C1-2 が 1 μM、C2-1 と C2-2 が 2 μM、C3-1 と C3-2 が 3 μM、C4-1 と C4-2 が 4 μM を選択します。
  5. Derivative Spectroscopy Results ページが表示されます。
    • スタンダードが直線にのっているかを確認します。
    • Download Results ボタンを押すと結果をダウンロードできます。

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