抗体生産、免疫アッセイ、化合物スクリーニング、幹細胞研究に有用なウシ胎児特殊血清 HyClone™ウシ胎児特殊血清（Specialty FBS）

HyClone™の抗体生産、免疫アッセイ、化合物スクリーニング、幹細胞研究など特定のアッセイや研究に適したウシ胎児特殊血清（Specialty FBS）をご紹介します。

※ 本製品は研究用です。研究用以外には使用できません。

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一般的にFBSには約150 μg/mlのIgGを含んでいますが、Super Low IgG FBS中のIgG濃度は5 μg/ml以下となります（比濁法による測定）。また、0.04 μmフィルターによる最終ろ過を実施しています。Super Low IgG FBSを用いる事で、血清由来のIgGの持ち込みを減らせるため、抗体産生や免疫測定での細胞培養に有用です。

Charcoal/Dextran Treated FBSは、様々なホルモンの濃度を考慮したい場合に有用な血清です。Charcoal/Dextran Treated FBSでは、独自のCharcoal/Dextran処理によって多くのホルモンや成長因子を除去し、特に受容体研究やエストロゲン関連研究に有用です。また、ステロイド濃度を減らす効果があることも確認されています。

Dialyzed FBSは、10 kDa以下の低分子を除去した血清で、最終ろ過は0.1 μmフィルターろ過を3回くり返し行って製造されています。Dialyzed FBSは、ヌクレオチドやアミノ酸を除去しており、受容体研究に最適です。

バキュロウイルス発現システムによる組み換えタンパク質生産の普及に伴い、多くの研究者が昆虫細胞培養を行っています。Insect Cell screened FBSは、☞ HyClone™ Defined FBSのうち、バキュロウイルス発現システムに適したロットをスクリーニングした血清です。

Tetracycline Screened FBSは、テトラサイクリンによる遺伝子誘導発現システムを用いる細胞培養に適しています。テトラサイクリンが培地中に混入していると、遺伝子誘導のコントロールに影響が出てしまいます。Tetracycline Screened FBSは、☞ HyClone™ FBSのうち、ELISA法を用いてテトラサイクリン濃度が検出限界以下の血清をスクリーニングした血清です。ご要望に応じてガンマ線照射や熱処理を行うこともできます。

ES Screened FBSは、マウスES細胞を3回以上継代培養し、コロニー形成率やコロニー形態、毒性試験を基準にスクリーニングしたFBS製品です。

Mesenchymal Stem Cell Screened FBSは、ヒト間葉系幹細胞を3回以上継代培養し、多能性を維持したまま効率よく増殖する事を確認したFBS製品です。スクリーニングにおいて、増殖したヒト間葉系幹細胞に細胞毒性や形態異常がないことを確認しています。