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Antibody-Drug Conjugation Service 抗体薬物複合体の作製受託サービス

掲載日情報:2020/06/12 現在Webページ番号:65361

抗体に細胞傷害性薬物のMMAE, MMAF, DM1, デュオカルマイシンなどを結合した、抗体薬物複合体(ADC:Antibody-Drug Conjugate)を作製する受託サービスです。抗原が発現している標的細胞に対して選択的に細胞死を誘導することができます。がん細胞に対する抗体医薬品のプレスクリーニングにかかる時間とコストを抑えられるツールとして有用です。

細胞傷害性薬物が結合された二次抗体「2°ADC(Secondary Antibody-Drug Conjugate) 」製品については、こちらをご覧下さい。

ADC (Antibody-Drug Conjugate)とは

新しい抗がん医薬として期待されている抗体薬物複合体(ADC: Antibody-Drug Conjugate/別名:武装抗体 Armed Antibody)は、細胞傷害性薬物を結合した抗体です。ADCはモノクローナル抗体部が標的細胞に選択的に結合し、細胞内に取り込まれると細胞傷害性薬物を放出することにより細胞にダメージを与えます。この仕組みはがん細胞を選択的に死滅させることができるため、細胞傷害性薬物の全身毒性の影響を低減できます。

ADCsによる細胞死の誘導

細胞傷害性薬物を結合した抗体による細胞死


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ADC(Antibody-Drug Conjugate)の作製受託サービスの仕様

・複合体を作製する抗体の量は10 mg~の小容量と最大200 mgの大容量があります。

  • 小容量(10 mg~):研究初期のin vitro 実験に適しています。
  • 大容量(最大200 mg):in vivo での実験に適しています。

・様々な細胞傷害性薬物(毒素)を結合できます。


チューブリン阻害物質:MMAE, MMAF, DM1など
DNA損傷薬物:デュオカルマイシン、pyrrolobenzodiazepine (PBD)など
トポイソメラーゼ阻害物質:DX8951など

上記以外の薬物(毒素)の結合についてはお問合せ下さい。

・リンカーは開裂可能なものもしくは開裂不可能なものをご指定いただけます。

開裂可能な(Cleavable)リンカー:
標的細胞内で酵素によりリンカーの結合が解かれ、細胞傷害性薬物が放出されます。この際、細胞傷害性薬物が標的細胞外にも出られることから隣接する細胞にも細胞死を誘導することができます(bystander killing)。

開裂不可能な(Non-Cleavable)リンカー
「抗体」-「リンカー」-「細胞傷害性薬物」が標的細胞に取り込まれ、アミノ酸レベルまで抗体が分解されると、「アミノ酸」-「リンカー」-「細胞傷害性薬物」が細胞死を誘導する機能を示します。

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ご注文方法

詳細は、当社受託・特注品業務担当(下記参照)までお問い合わせ下さい。


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組換え体抗体関連受託サービス

多数の組換え体抗体製品を取りそろえているAbsolute Antibody社では、組換え体抗体関連受託サービスも幅広く行っています。ご提供いただいたハイブリドーマから産生される抗体のVH、VL領域の遺伝子シークエンシングを行います。

詳細は、こちらをご覧下さい。




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メーカーインタビュー 抗体-薬物複合体の発見に貢献するために


Frontiers_Moradec

Moradec社は「細胞障害性薬物」と「二次抗体」が切断可能/不可の「リンカー」で結合したユニークな製品2°ADC を取り扱うメーカーです。 今回は、Moradec 社の設立者であるMao 博士にお話を伺いました。

  Moradec 社の設立者であるMao 博士
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