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正しく折りたたまれた1,631種類の免疫機構関連タンパク質を固定化したガラススライドアレイ Immunome Protein Array 1631

掲載日情報:2016/10/19 現在Webページ番号:65296

正しい折りたたみ構造を有する1,631種類のヒトの免疫機構に関連する機能性タンパク質をガラススライド表面上に固定化したマルチプレックスタンパク質イムノアッセイ用アレイです。血清または小分子化合物をプローブしたスライドは、タンパク質- 抗体間相互作用小分子によるキナーゼの阻害タンパク質間相互作用メチル化、またはDNAの結合研究などの研究に使用することができます。

製品概要

Immunome Protein Arraysの製品概要

4つのサブアレイから成るガラススライドアレイ(75 mm×25 mm)には、それぞれ正しい折りたたみ構造を持つ合計1631種類の機能性タンパク質が固定化されています。各タンパク質は、 E. coli のアセチルCoAカルボキシラーゼのビオチンカルボキシル化キャリアタンパク質(BCCP:biotin carboxyl carrier protein)ドメインのビオチン化アフニティータグのみを介してストレプトアビジンを表面にコートしたガラススライドに結合しています。このBCCPのタグは、ビオチン化に際し天然型の3次元構造に折りたたまれる必要があります。従って、発現タンパク質が正しく折り畳まれなかった場合ではBCCPタグも正しく折り畳まれないため、ビオチン化は妨害されます。一方、正しく折り畳まれた場合では、BCCPタグは妨害なくビオチン化されるため、結果として正しく折り畳まれたタンパク質のみがスライドに結合されます。

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RayBiotech社Protein Arrayの関連製品

(クリックで開閉します)
主な研究
領域
品名 測定
動物種
タンパク質数 BCCPタグ* 商品コード 製品概要
サイトカイン Human Protein Array G Human 487 PAH-G2 ヒト、マウスのタンパク質をガラススライドに固定化したアレイ。
Mouse Protein Array G Mouse 176 PAM-G2
免疫機構 Immunome Protein Array 1631 Human 1631 9PAH-IMM-1631-1 ヒトの免疫機構に関連するタンパク質をガラススライドに固定化したアレイ。
アレルゲン Human Allergen Protein Array G1 Human 48 PAH-AGN-G1 ヒトのアレルゲンタンパク質をガラススライドに固定化したアレイ。食品、動物、草木、花粉、ダニ、カビや虫のアレルゲンを含む。
がん関連
自己抗体
Lung Cancer IgA Autoantibody Array G1 30 PAH-LCAA-G1 ヒト肺がん関連タンパク質をガラススライドに固定化したアレイ。抗ヒトIgA抗体または抗ヒトIgG抗体を検出用抗体として用いることにより、各種自己抗体を検出する。
Lung Cancer IgG Autoantibody Array G1 30 PAH-LCAG-G1

* BCCPタグを付加されたアレイでは、正しく折り畳まれたタンパク質のみがスライドに結合されています。詳しくは、こちらをご覧下さい。



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特長

  • 少量の試料(22.5μl)で多くのデータが得られます。
  • 8時間以内で分析が行えます。
  • ビーズベースのマルチプレックスアッセイとは異なり、固定化されたタンパク質間の相互干渉はありません。
  • 専用の装置は不要です*
  • 測定動物種:ヒト
  • 測定試料:血清、小分子化合物

* 測定にはマイクロアレイスキャナー(推奨のマイクロアレイスキャナーのリストはこちらをご覧下さい。)が必要です。
マイクロアレイスキャナーをお持ちでない場合には、RayBiotech社の「Scanning and Data Analysis Services」のご利用をお勧めします。詳細は、当社受託・特注品担当(tel 03-5684-1645, fax 03-5684-6539)までお問い合わせ下さい。
アレイ解析専用ソフトウェア(無償)ご希望の方は、アレイ製品の商品コードを確認の上、テクニカルサポート(試薬担当)までお問い合わせ下さい。

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Immunome Protein Arraysの多様な用途と操作方法概要

正しく折り畳まれた機能性タンパク質のパネルは、標準スライド上の複数の同一アレイ中に固定化されます。以下に、本製品を用いた様々な研究における操作方法概要をご紹介します。

(1)タンパク質-抗体相互作用研究 (クリックで開閉します)

ブロッキング後に、試料をアレイと共にインキュベートする。非特異的な自己抗体を洗浄で除去し、Cy3標識抗ヒトIgG検出抗体とともにアレイをインキュベートする。蛍光レーザースキャナーを用いてシグナルを可視化する。

タンパク質-抗体相互作用


(2)小分子化合物によるキナーゼ阻害研究(クリックで開閉します)

ブロッキング後、コントロールおよび阻害物質をアレイと共にインキュベートする。次いで、アレイにキナーゼの自己リン酸化を誘導する補基質を添加する。標識抗リン酸化抗体を添加し、リン酸化キナーゼに結合させる。蛍光レーザースキャナーを用いて相対的シグナルを可視化する。

キナーゼ阻害研究


(3)タンパク質間相互作用研究(クリックで開閉します)

ブロッキング後、タグ付タンパク質試料をアレイと共にインキュベートする。その後、フルオロフォア結合二次抗体と共にアレイを再度インキュベートする。蛍光レーザースキャナーを用いてシグナルを可視化する。

タンパク質間相互作用


(4)メチル化研究(クリックで開閉します)

試料およびコントロールを添加する。次いで、アレイをメチル化補助因子と共にインキュベートする。その後、修飾を検出可能なフルオロフォア結合二次抗体と共にアレイを再度インキュベートする。蛍光レーザースキャナーを用いてシグナルを可視化する。

メチル化


(5)DNA結合研究(クリックで開閉します)

ブロッキング後、DNA試料をアレイと共にインキュベートする。アレイを、フルオロフェア標識ポリクローナル二次抗体と共にインキュベートする。蛍光レーザースキャナーを用いてシグナルを可視化する。

DNA結合

RayBiotech社では、お客様より試料をお預かりして試験を代行する「Scanning and Data Analysis Services」も行っています。詳細は、当社受託・特注品担当(tel 03-5684-1645, fax 03-5684-6539)までお問い合わせ下さい。

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キット内容

  • Immunome slides table
  • Labeled IgG(Secondary antibody)
  • Pooled normal serum(Positive control)
  • Pap jars
  • Quadriperm dish
  • Staining dish with lid
  • Slide rack

固定化されている1,631種類の免疫機構関連タンパク質のリストについては、こちらからダウンロードができます。
1,631種類のタンパク質の一部を選択して固定化するカスタムアレイのお見積もり、ご注文も承ります。詳細は、当社受託・特注品担当(tel 03-5684-1645, fax 03-5684-6539)までお問い合わせ下さい。

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価格

[在庫・価格 :2024年03月29日 15時15分現在]

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Immunome Protein Array 1631
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本製品は取扱中止になりました 0
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法規制等 カルタヘナ該当品
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Immunome Protein Array 1631

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  • 商品コード:9PAH-IMM-1631-1
  • メーカー:RAY
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お問い合わせ先

(テクニカルサポート 試薬担当)

reagent@funakoshi.co.jp

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