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微生物叢研究やメタゲノム解析のバイアスを低減(Zymo Research 社)

掲載日情報:2017/12/01 現在Webページ番号:65135

Frontiers

Vol.20 微生物叢研究を総合的にサポート


Zymo Research 社はカリフォルニア州にて1994 年に創業したメーカーで、プラスミド精製や酵母のDNA/RNA 抽出・精製キットの製造からスタートしました。
現在ドイツや中国にも拠点を置き、世界各国の研究者に高品質で革新的なDNA/RNA 精製キットやエピジェネティクス研究用製品をお届けしています。

シンプルかつ高品質なツールを研究者へ

私たちZymo Research 社が23 年間成長し続けてきた理由の一つは、ユーザー様の声に耳を傾け、ニーズにできるだけ早くお応えしてきたからです。
Zymo Research 社は“The Beauty of Science is to Make Things Simple”をモットーにしています。
製品の使いやすさ、高いパフォーマンスから、その精神を感じていただけると自負しています。


Frontiers

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微生物叢研究やメタゲノム解析を総合的にサポート


微 生 物 叢(びせいぶつそう)とは

微生物叢(マイクロバイオーム)は腸内や土壌などに存在する微生物の集まりのことです。また、特に腸内のものは腸内フローラとも呼ばれます。
次世代シークエンス(NGS:Next-generation sequencing)の登場によりゲノム解析手法が大幅に進歩し、近年研究が加速しています。


次世代シークエンスの登場により、コストや時間を抑えてさまざまな生物のシークエンス情報を得ることができるようになり、微生物叢研究に大きな可能性をもたらしました。
しかし、この広大な研究領域の解析方法には様々な問題があります。試料の回収からシークエンス解析に至る各ステップに、エラーやバイアスを生じる要因が潜んでいるのです。




試料の回収~輸送方法が不適切
⇒微生物の増殖/腐敗が進み、核酸は分解していきます。
抽出作業で微生物の溶解が不十分
⇒溶解しにくいグラム陽性菌や酵母のDNA がうまく抽出できず、溶解しやすいグラム陰性菌の構成比が過大評価されることになります。
ライブラリー調製方法が異なる
⇒GC 含量などによりシークエンシングのカバー率が偏る要因になります。


これらの要因により、得られた微生物叢プロファイルが実際のものとは全く異なる、偽りの結果となってしまう可能性があります。近年、複数の研究機関による長期的な研究が行われ始めており、再現性の高いデータが得られるバリデーション済み手法を早急に確立する必要があります。



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微生物叢研究の全ワークフローをカバーした製品ラインナップ


ZYMOBIOMICS

Zymo Research 社では、これらの問題点に着目し、遺伝子工学領域で培ってきた技術と経験を活かして、微生物叢関連の研究データを混乱させるバイアスを低減するための製品を開発してきました。


Frontiers Frontiers
標準試料 試料保存 核酸抽出 ライブラリー調製 受託サービス
Microbial Community Standard DNA/RNA Shield DNA Microprep Kit
DNA Miniprep Kit
96 DNA Kit
RNA Miniprep Kit
PCR PreMix

Quantification Kit
メタゲノム解析

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お問い合わせ先

(テクニカルサポート 試薬担当)

reagent@funakoshi.co.jp

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