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in vitroでの血管形成・血管新生(Angiogenesis)の評価に有用です Endothelial Tube Formation Assay (In vitro Angiogenesis)

掲載日情報:2017/02/13 現在Webページ番号:62943

内皮細胞の血管形成を、in vitroで解析できるキットです。マウスEngelbreth-Holm-Swarm(EHS)肉腫から調製したECM(Extracellular Matrix)を用いることで、in vivoに似た3次元の環境で血管形成を行えます。in vivo実験前の血管形成・血管新生阻害物質のスクリーニングなどに有用です。

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特長

  • キットに含まれるECMゲルは、マウスEngelbreth-Holm-Swarm(EHS)肉腫から調製されています。
  • 血管は約18時間で形成されます。
  • 本製品に含まれる染色試薬で血管を染色し、画像解析ソフトにより血管の長さや分岐点(ブランチポイント)の定量解析を行えます。
  • キットには、96ウェルプレートで50回分のアッセイに必要な試薬が含まれています。

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使用例

in vitroで血管形成・血管新生(Angiogenesis)を解析できるキット Endothelial Tube Formation Assay (In Vitro Angiogenesis)

本製品のECMゲルを用いHUVEC細胞の血管形成を解析した。
左図:プレートで培養したHUVEC細胞、右図:本製品で培養したHUVEC細胞

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操作方法概略

チューブ形成

  1. 氷上または冷蔵庫内で一晩静置して解凍したECM gel solutionおよび1×staining bufferを準備する。
  2. ECM gel solutionを予め冷却した滅菌済み96ウェルプレートに加え、37℃で30分~1時間インキュベートし、ゲルを形成させる。
  3. 内皮細胞を0.5~10%血清含有培地中に懸濁する。必要に応じて血管形成メディエーターなどを添加する。
  4. 細胞を2.のプレートに播種し、37℃で培養する。

蛍光染色

  1. 培地を除き、Staining bufferで洗浄する。
  2. Staining solutionを添加し、37℃で30分インキュベートする。
  3. PBSで洗浄後、蛍光顕微鏡観察とNIH ImageやImage Pro Plusなどの画像解析ソフトで細胞や血管を解析する。

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キット内容

  • ECM gel solution
  • Staining buffer
  • Staining dye (Calcein AM)

本製品に内皮細胞や培地は含まれていません。別途ご用意下さい。
観察には光学顕微鏡と蛍光顕微鏡、解析には画像解析ソフトが必要です。

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価格

[在庫・価格 :2024年04月19日 18時15分現在]

※ 表示されている納期は弊社に在庫が無く、取り寄せた場合の納期目安となります。
詳細 商品名
  • 商品コード
  • メーカー
  • 包装
  • 価格
  • 在庫
  • 法規制等
納期 文献数
Endothelial Tube Formation Assay (In Vitro Angiogenesis Assay) (50assays)
1週間程度 ※ 表示されている納期は弊社に在庫がなく、取り寄せた場合の目安納期となります。 11
説明文
内皮細胞のチューブ形成を,in vitroで解析できるキット。ECM(Extracellular Matrix)を用いることで,in vivoに似た環境でチューブ形成を行える。In vivo実験前の血管形成・血管新生阻害物質のスクリーニングなどに有用。
法規制等
保存条件 -20℃ 法規備考
掲載カタログ ニュース2022年11月15日号 p.15
ニュース2021年9月15日号 p.18

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[在庫・価格 :2024年04月19日 18時15分現在]

※ 表示されている納期は弊社に在庫が無く、取り寄せた場合の納期目安となります。

Endothelial Tube Formation Assay (In Vitro Angiogenesis Assay) (50assays)

文献数: 11

説明文 内皮細胞のチューブ形成を,in vitroで解析できるキット。ECM(Extracellular Matrix)を用いることで,in vivoに似た環境でチューブ形成を行える。In vivo実験前の血管形成・血管新生阻害物質のスクリーニングなどに有用。
法規制等
保存条件 -20℃ 法規備考
掲載カタログ ニュース2022年11月15日号 p.15
ニュース2021年9月15日号 p.18

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FAQ

Q-1. このキットはHUVEC以外の細胞にも使用できますか?

A-1.はい。どの内皮細胞にも使用できます。

Q-2.ECM gel solutionの組成は何ですか?

A-2.ECMはマトリゲルと同じく、マウスEngelbreth-Holm-Swarm (EHS)肉腫から調製されています。ラミニンを主成分とし、コラーゲンタイプⅣ、ヘパラン硫酸プロテオグリカン、エンタクチンなどの成分が含まれています。増殖因子も含まれていますが濃度は測定していません。

Q-3.このアッセイ系で、血管新生メディエーターは必要ですか?

A-3.血管新生メディエーターを新たに添加しなくても血管形成は起こるため、必須ではありません。そのため、血管形成の阻害研究に有用ですが、血管形成の促進研究においては、経時観察を行わない場合、少々困難です。本キットに血管新生メディエーターは含まれていませんが、もし使用する際は、成分濃度の最適化を行う必要があります。最適な血管形成を行うためには、新鮮なHUVEC細胞を十分量(例:5×104 cells/well)播種して下さい。一般的に血管形成は、細胞数が多い方が良い結果が得られます。

Q-4.どのようにすればうまく血管形成を行えますか?

A-4.血管形成の改善法として以下の点が挙げられます。

1. インキュベーション時間をを12時間~一晩に変更します。一晩のインキュベーション後に最も血管形成が発現します。
2. ECMゲルは使用前に完全に融解して下さい。ゲルを4℃、24時間で融解し、ウェルに分注する直前にボルテックスをして下さい。ゲルの形成には30分~1時間を要しますが、完全にゲル化するため、必要であればプレートを37℃で1時間以上インキュベートしても構いません。ゲルの固化が不十分の場合、細胞が同じ範囲に留まらず、細胞間の相互作用やチューブ形成が低下します。
3. 一度細胞を添加したら、プレートを動かさないで下さい。血管形成に影響する場合があります。

Q-5.ウェル端での血管の密集を防ぐ方法はありますか?

A-5.ウェル端での血管形成は、ウェル端周辺の細胞濃度が高すぎることが原因と考えられます。この現象は、ウェル中の細胞数が不十分であることを示しているので、細胞数を増やして下さい。

Q-6.血管形成阻害物質は何がオススメですか?

A-6.例えばMMP阻害物質(GM6001)やPI3K阻害物質(Wortmannin)などを推奨します。

Q-7.どのように血管を計測すれば良いですか?

A-7.主に、面積あたりの血管本数または分岐点数、平均血管長などで示されます。

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(テクニカルサポート 試薬担当)

reagent@funakoshi.co.jp

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