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破損や退色の心配がない組織標本スライドのデジタル画像データ化 バーチャルスライド作製サービス

掲載日情報:2020/12/08 現在Webページ番号:61861

バイオビョウリケンキュウショ /
(株)バイオ病理研究所
[メーカー略称:BBK]

病理組織標本スライドから、破損や退色などの心配がないデジタルスライド画像データを作製致します。
データ共有ができ、プロジェクター上に出力することも可能です。ディスカッションの場などで活躍します。
また、組織標本スライドを廃棄する前に、デジタルデータ化して保存するといった用途にもご利用いただけます。

バーチャルスライド作製サービスの価格

バーチャルスライドの種類 スキャン倍率 0~10枚 11~50枚 51~100枚 101~500枚 501~1,000枚 1,000枚以上
明視野像
HE染色・特殊染色
(26mm×76mm)
×200 ¥3,000~/枚 ¥2,800~/枚 ¥2,500~/枚 ¥2,300~/枚 ¥2,000~/枚 ¥1,800~/枚
×400 ¥4,200~/枚 ¥3,900~/枚 ¥3,700~/枚 ¥3,500~/枚 ¥3,200~/枚 ¥3,000~/枚
暗視野像
蛍光染色・DAB発色の免疫染色など
(26mm×76mm)
×100 ¥ 4,200 ~ / 枚
×200 ¥ 4,800 ~ / 枚
×400 ¥ 5,900 ~ / 枚

蛍光スライドのバーチャルスライド作製の御依頼は弊社で作製した蛍光免疫染色スライドのみのサービスになります。
蛍光スライドの撮影倍率は200×像までです(400×像には対応しません)。また発現態度によっては100×像の方がきれいな場合がありますので、倍率を変更する場合があります。あらかじめご了承下さい。
弊社以外で作製されたスライドについても基本的に受け付けますが、スライド内のゴミや汚れや退色したスライドなどによるものに関しては再スキャンのサービスは 実施しませんので、送付の際には予め顕微鏡等で御確認の上スライド内のチェックされた上で送付をお願い申し上げます。
バーチャルスライドのデータ容量は組織の大きさにもよりますが、スライド1枚当たり約1~2GB/枚とお考え下さい。納品時に保存するポータブルHDDについては、ご指定がなければメーカー側で手配します。デバイスをご供与頂ける場合は、十分な容量のものをご送付下さい。

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ビューワーソフト(OlyVIA)の動作環境

(オリンパスホームページより引用)
オペレーティング・システム:
Microsoft WindowsXP SP2以降、Microsoft Windows VISTA Business SP1、Microsoft Windows7 Professional 64bit SP1、Microsoft Windows7 Professional 32bit SP1、Windows 10 (32bit, 64bit)   (その他OSには対応していません)
CPU: インテルPentium4以降 (最低1.3GHz、2GHz以上推奨)
メモリ: 512MB以上 (1024MB以上推奨)
ハードディスクの空き容量: 100MB以上 (インストール時は空き容量を十分確保して下さい)
ディスプレイ: 解像度1280×1024以上、表示色32bit true color以上
入力デバイス: 2ボタンマウス(ホイール付き推奨)、キーボード
Administrator権限のある半角英数字のユーザ名でWindowsログオンしていること Windowsの自動更新とアンチウイルスソフトは無効に設定

破損や退色の心配がない組織標本スライドのデジタルデータ化 バーチャルスライド作製サービス

HE染色(左写真はマウス皮下腫瘍)スライドをバーチャルスライド化した一例。パソコン上で無料のビューワーソフト(OlyVIA)によりさらに高倍率・高解像度のHEスライドをPCモニター上で観察することができます。またスライドのフロスト部分も確認できます。この組織は小さいのでバーチャルデータ容量は1GB弱(900MB)程度です。基本的にはこの倍(2GB)/スライドとお考え下さい。従いまして、100枚のご依頼ですと2GBx100=200GB計算になります。市販されている500GBのポータブルHDに十分入る計算になります。

破損や退色の心配がない組織標本スライドのデジタルデータ化 バーチャルスライド作製サービス

上記HE染色像をPC上で拡大した写真(左)。バーチャルスライドの特徴として自分の好きな倍率で観察することが可能です。この場合の写真倍率は顕微鏡でいうと×20~×40倍のアングルに相当します。写真では腫瘍細胞が真皮から皮下組織まで浸潤している像が観察されます。

破損や退色の心配がない組織標本スライドのデジタルデータ化 バーチャルスライド作製サービス

上記HE染色像をPC上でさらに拡大した写真(左)。この場合の写真倍率は光学顕微鏡でいうと×400~×600倍のアングルに相当します。腫瘍細胞および炎症性細胞の浸潤や水腫などをさらに拡大することで観察することができます。通常、光学顕微鏡では基本的なレンズの構成は×40~×400像(接眼x対物レンズ)までの範囲になるのに対し、バーチャルスライドではそれ以上拡大して観察することができます。もちろん左の画像をこの倍率で切り貼りすることも容易にできます。



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バーチャルスライド作製サービスのお申し込み方法

① バーチャルスライドを希望する動物種・染色スライド名(HE染色スライド等)
② バーチャルスライドを希望するスライド数(100枚等)
③ スキャン倍率(標準画質は×200像です。スキャンする倍率により価格が異なりますのでご注意下さい。)
④ 納品デバイスの選択(ご指定がなければメーカー側でポータブルHDDを手配します。デバイスをご供与頂ける場合は、十分な容量のものをご送付下さい。)

上記4点について弊社受託担当へお申し付け下さい。御見積させていただきます。また、上記以外でご不明な点がございましたらご遠慮なくお申し付け下さい。


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バーチャルスライドサーバーのご利用

株式会社バイオ病理研究所では、2020年9月に「バーチャルスライドサーバー」を導入しました。このシステムは、病理スライドをデジタルデータ化するだけでなく、サーバーにアップすることを目的としたシステムです。

バーチャルスライドサーバーログイン画面イメージ

■特長

  • バーチャルスライドをサーバーにアップすることで、お客様方のPCでバーチャルスライドを表示できます。
  • Windowsだけでなく、MACやiphone、iPadも対応可能であるため、インターネットの環境があるところであれば、どこでも閲覧できます。
  • ラボ内での発表、学会発表などで、バーチャルスライドを表示できるため、大切なスライドを持ち運ぶ必要がありません。
  • 上表「バーチャルスライド作製サービスの価格」「バーチャルスライド作製費用+500円/枚」で、サーバーにアップすることができます(年会費、月額費用の御請求はありません)。

■バーチャルスライドサーバー画面イメージ

バーチャルスライドサーバーログイン画面イメージ

バーチャルスライドサーバーログイン画面イメージ

バーチャルスライド選択画面イメージ

選択画面から見たいスライドを選択できます。

スライドの拡大縮小イメージ

Webブラウザー上で、マウスをスクロールすることで、拡大・縮小することもできます。
また、好きな拡大像で、切り貼りすることもでき、その場所をjpegファイルとして、PCのデスクトップなどに保存することも可能です。



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関連受託サービス:動物病理組織標本作製・免疫染色標本作製および病理組織学的検査受託サービス

株式会社バイオ病理研究所では動物実験における組織標本の作製、組織学的検査のご依頼を承ります。ご依頼いただいた業務は、GLP(医薬品・化学物質・農薬の安全性試験実施基準)準拠の試験施設にて実施します。切片の作製は1枚から承ります。

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製品情報は掲載時点のものですが、価格表内の価格については随時最新のものに更新されます。お問い合わせいただくタイミングにより製品情報・価格などは変更されている場合があります。
表示価格に、消費税等は含まれていません。一部価格が予告なく変更される場合がありますので、あらかじめご了承下さい。