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[掲載日情報:2017/09/01 現在]

Innova Bioscience社 Lightning-Link Kitに関するFAQ

Innova Bioscience社 Lightning-Link Kit に関する FAQ

Q 操作について

A
  • ワンステップで行うことができ,分離操作を必要としません。
  • 標識に必要な反応時間は常温(20 ~ 25℃)で 3 時間です。反応時間を延長しても試料に影響を与えないため,オーバーナイトも可能です。
  • 混合に要する時間はたったの 30 秒です。以下の動画でご覧いただけます。

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Q 標識反応について

A
  • Lightning-Link 試薬は,リジンの側鎖などに存在する一級アミンを標的としています。すべての抗体が複数の一級アミンを含むため,高効率での標識が可能です。
  • 抗体の性状が腹水,血清,細胞培養上清の場合は,混在するタンパク質を除去する必要があります。標識前に精製するか,精製抗体をご使用下さい。
  • 抗体に限らず,一級アミンを有するタンパク質やペプチドの標識も可能です。
  • 抗体自身がカップリングしたり,高分子量の凝集体を形成することはありません。
  • 反応は生理的 pH 領域内で行われるため,試料が高 pH にさらされることはありません。
  • 反応は 1 本のチューブ内で行うため,カラムを使用する場合と異なり試料のロスがほとんどありません。そのため標識効率はほぼ 100%です。未反応の試料を除去する手間が省けます。
  • 少量の抗体の標識から,バルク容量の標識まで対応できます。スケールアップも容易です。
  • 抗体濃度,抗体量については製品添付のマニュアルでご確認下さい。
以下は HRP と Fluorescein の場合です。
Lightning-Link Kit 反応回数 抗体量 抗体溶液量 推奨抗体濃度 LL-Modifer/Quencher Reagent 添加量
標識 商品コード
HRP 701-0030 3 100~40 μg ~10 μl 0.5~5 mg/ml ~1 μl
701-0010 1 100~400 μg ~100 μl ~10 μl
701-0000 3
701-0002 1 1~4 mg ~1 ml ~100 μl
701-0003 5
701-0004 1 5~20 mg ~5 ml ~500 μl
Fluorescein 707-0030 3 10~20 μg 4~10 μl 1~4 mg/ml 0.4~1 μl
707-0010 3 100~200 μg 40~100 μl 4~10 μl
707-0015 1 1~2 mg 400 μl~1 ml 40~100 μl
抗体溶液 10 μl に対し,各 1 μl を添加します。

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Q バッファーについて

A
  • リン酸バッファー,HEPES,MES,MOPS などのアミノ基を含まないバッファー(10 ~ 50 mM, pH 6.5 ~ 8.5 を推奨)をご使用下さい。Tris バッファー(~ 20 mM)も使用できます。
  • 標識物を希釈する際のバッファーの種類に制約はありません。

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Q 添加物について

A
  • 塩(例:NaCl),糖(例:スクロース),キレート剤(例:EDTA)は標識反応に影響を与えません。
  • アミノ酸(例:グリシン),ブロッキング剤(例:エタノールアミン),チオール(例:DTT やメルカプトエタノール)を含む求核試薬は標識試薬を失活させるため使用しないで下さい。
  • 高濃度の BSA, gelatin,アジ化ナトリウムが抗体保存液に含まれる場合は,標識反応に影響を及ぼすことがあります。低濃度の場合はほとんど問題ありません。詳細については当社テクニカルサポート(欄外参照)までお問い合わせ下さい。
  • 上記の添加剤を除去したい場合は,IBS 社のAbSelect Antibody Purification Kit(下記参照)の使用をお勧めします。このキットで精製した抗体は,そのまま標識反応に使用できます。

培養上清試料など,低濃度で大容量の精製には使用できません。

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Q 標識物について

A
  • 共有結合により標識されるため,標識物は非常に安定です。
  • 標識抗体はELISA,フローサイトメトリー,IF,IHC,ウエスタンブロットなどのアプリケーションにそのまま使用できます。これらの実験に影響を与える物質を含まないため,脱塩などの操作は不要です。
  • 標識抗体の保存方法は,一般的な標識抗体と同じです。必要に応じてアジ化ナトリウム,BSA,グリセロールなどの防腐剤や安定化剤を添加し,4℃で保存して下さい。

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